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授業で役立つ指導の技術-3-

2025-01-26 05:15:36 | 全員参加型授業の指導技術
《「全員起立、○○できた人から座りなさい」》
 
一斉授業ではとても効果的な指示である。
 
 
ここまで聞いていない子がいたとしても、周りが立つので急に参加するようになる。
これまでの雑念をシャットアウトできるのである。
 
体を動かすことで、脳が活性化する。
そのため眠気が覚める効果もある。
 
発問に対しては、子どもが集中する。
当然である。
早く座りたいからである。
 
わかった人が見た目でわかる「見える化」の技術でもある。
進度がわかるのである。
 
座るのが遅い子は真面目にやっている子なので、決して否定的な言葉をかけないこと。
残っている子は支援の対象であるから、温かい声をかけてあげよう。
どうしてもできなければ、そっと肩をふれて小声で「座っていいよ」と言い、後ほど個人指導してあげよう。
 
さらに、発達障がいの子は長時間いすに座るのは苦痛に感じる。
「立つ・座る」の適度な刺激が必要なのである。
動きを取り入れるとかえって落ち着くものだ。
 
時々、出来ていないのに座る子がいるので、その後、指名して聞いてやることも大切な支援である。
ずるをできない環境をつくるのも、教師の支援である。
 
 

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