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5月13日の社説は・・・

2015-05-13 05:26:09 | 社説を読む
安保法制の与党合意を、昨日の朝日・毎日以外の社は何と解説するのでしょうか。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ オスプレイ―負担「純増」の横田配備
・ 特区の原点―自治体の意欲を大切に

読売新聞
・ 震災復興事業 やむを得ぬ自治体の一部負担(2015年05月13日)
・ 陸自宮古島配備 「空白」解消で抑止力を高めよ(2015年05月13日)
 
毎日新聞
・ 参院選挙改革 自民の怠慢は許されぬ
・ 増える児童虐待 養護施設の支援拡充を

日本経済新聞
・ ネットのプライバシー保護は複眼的に
・ 「集中期間」後も着実な復興を

産経新聞
・ 慰安婦問題で声明 偏見抜きの史実で議論を
・ エボラ終結 リベリアの成功広げよう

中日新聞
・ オスプレイ配備 住民の反対なぜ顧みぬ
・ 習体制の行方(6) 「一強他弱」を懸念する 

※ 何と、1社もありませんでした。
 それぐらい軽いことのなのでしょうか?

 テーマが広く分かれましたが、ここでは毎日を取り上げます。

「子どもへの虐待が深刻の度を増している。全国の児童相談所が2013年度に対応した虐待相談は約7.4万件に上った。10年前からの推移を見ると、毎年2000件前後増えてきたが、最近は2年続けて7000件前後も増えている。」

児童虐待が増えたというよりは、「児童虐待の虐待相談」が認知されてきたこと、貧困家庭が増えたことが原因だと思います。

「児童虐待の原因は「周囲からの孤立」「育児疲れ」「夫婦不和」などが複合しているが、最近の調査では「経済的困難」や「不安定な就労」が過半数を占めている。子育て世代の経済苦や雇用の不安定が急増の背景にあるのだ。」
 
その通りです。

「虐待された子どもの多くは児童養護施設や乳児院、自立援助ホームなどの施設に預けられる。」

「最も大きな受け皿は児童養護施設で、現在も約570施設に3万人以上が暮らしている。」

児童養護施設は、漫画「タイガーマスク」の伊達直人が育った「ちびっ子ハウス」のイメージです。
といってもわからない?

いわゆる「孤児院」で、もともとは養育者がいない子のための施設だったのです。
しかし、今では虐待の被害にあった子どもが大半です。

私も数例関わりましたが、空き待ちの時もありました。

「もともと養護施設は公的運営費が少なく、給与水準が低いこともあって職員の確保に苦労しているところが多かった。最近は経験の浅い職員が心身に傷を負った子どもたちの対応に悩み、2〜3年で辞めていくケースが多いため、指導的立場の職員が育ちにくく、現場での人材養成がさらに難しくなるという悪循環が起きている。」

人材養成と環境改善を求めています。

それもよいでしょうが、そこに至る前の取り組み(児童相談センターの職員増、母親・父親教室など)に力を注いでほしいものです。

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