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12月10日の社説は・・・

2014-12-10 05:32:22 | 社説を読む
きょう、特定秘密保護法が施行されます。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ (衆院選)秘密法施行―「不特定」の危うさ
・ 大雪災害―孤立でも命守る備えを

読売新聞
・ 秘密保護法施行 他国との情報共有に不可欠だ(2014年12月10日)
・ 麻生財務相発言 子供を産める環境が大事なら(2014年12月10日)

毎日新聞
・ 秘密保護法施行 息苦しい社会にするな NEW (2014年12月10日)

日本経済新聞
・ 民主主義の土台たる「知る権利」を守れ
・ 五輪追加種目は透明な議論で

産経新聞
・ 衆院選と農業政策 確かな攻めのビジョンを
・ 野球ソフト復活へ 東京で新たな五輪像示せ
 
中日新聞
・ 権力が暴走しないか 特定秘密保護法施行 

※ 産経以外は、秘密保護法施行が並びました。
 社によって、論調が異なります。

朝日です。
「 何が秘密か、わからない。「特定秘密」は特定できず、行政の恣意的(しいてき)な判断の余地を残している。それを監視すること自体、難しい。危うさを抱えたままの施行である。」

読売です。
「日本の平和と安全を維持し、国益を守るには、米国などとの機密情報の共有が欠かせない。その大前提として、政府の本格的な情報保全法制が動き出す意義は大きい。」

毎日です。
「政府内の議論も踏まえれば本来なら廃案にすべきだが、施行された以上、マイナスを最大限減らさねばならない。」

日経です。
「国を動かすうえで広く開示すべきでない事柄もある。7年前に発覚した自衛官によるイージス艦の性能に関する機密漏洩のような事件は二度とあってはならない。秘密を保護する法制度は必要である。問題は「知る権利」との兼ね合いだ。」

中日です。
「国家の安全保障にかかわる重要情報は厳重に管理すべきだ-。そのように単純に考えてはならない。本当に秘匿すべき重要情報なのかどうか、確かめられる方策がないからだ。公正なチェックが働くかは極めて怪しい。

 特定秘密とは知らずに、情報を得ようとしただけで処罰されることはないのか。むしろ、公務員側が過度に萎縮して、秘密でない一般情報までも囲い込み、国民に知らせなくなる心配は強い。」

 特定秘密保護法の「意味がない」という社もあれば、読売のように趣旨を説明している社もあります。

 新聞社同士が議論を闘わせればおもしろいのに・・・。

 「たかじんのそこまで言って委員会」のような番組もあるので、ぜひ意見を闘わせてほしいものです。
 

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