このカレー屋さん。
創業者の講演を十数年前に聴いた。
場所は岐阜のある会場。
その生い立ちからご夫婦で小さな喫茶店を出して今の組織になるまでのはなしを包み隠さず話された。
苦労人では括りきれない凄まじい人生。
それはこの人の表情、目を見た時にもバッチリ感じだ。
話し方も穏やか、表情もにこやかだし、偉ぶったとこなど微塵もない。
でもその目が…怖いのだ。
目は笑っていなかった。
何といったらいいだろうか、「闇を見つめてきた」様な目だ。
こういうタイプの人って歴史上の人でもまれにいる。
物凄い火花を内に秘めた人、あるいはそれを出している人。
陰と陽。
だが苛烈な火を持っている人はまれにいる。
この創業者は内に秘めた凄味がある。
だから講演会場で間近で見れているし名刺交換もできそうな雰囲気なのに近づけなかった…コワくて。
自分とは別次元の人みたいな…
畏怖したんだとおもう。
しかし今朝のネットニュースを拝見してみてもわかったが、いや全然わかってないかもしれない…
いよいよ人生の着陸用意をしたんだなと。いやこれも違うか。
だた、感じることはよくぞ幼い時の抱えてきた境遇をプラスに転換してここまでやったことに素直に脱帽。
本当に強い人だ。
畏敬の念を抱く。