FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

距離が近すぎるからもめる

2016-03-09 14:59:22 | 日記
友人だって親子だって兄弟でも距離が近すぎるから

ケンカになる。

殺し合いにならないにしても恨みがつのる。

夫婦だってそうなんじゃないの?

一回失敗してから色々考えてみたらそういうこともあるかもしれないと。

だから子供は独立して早く家族から離れろと。

小学生、中学生、高校と仲間といつまで付き合ってんじゃなくていったんご破算願いましてはで切る。

そうすればいがみ合わず良い思い出として残せる。

たまに会えばいい思い出を共有している「仲間」として再会。

日本は狭い領土のなかで人口密度が高すぎて他の人間が皆邪魔に思えてくる。

だから人間関係が煩わしくなる。

ピリピリした社会になってくる。

弱い者いじめが増加する。

親殺し子殺しが絶えない。

人恋しい日々がつのればたまに会った人たちにもやさしくなれるんじゃいのかな。

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白土三平「赤目」にショック死しろ。

2016-03-09 14:19:58 | 日記
歴史ものや時代劇ものが流行っているとか…。

将軍が主人公とか有名な武士が主人公とか上流階級ものばかりの視点で

物語を見てしまうと勘違いする。

自分は上流武士階級の人間と勘違いする。

自分を歴史の申し子だと思い込んでしまう。

選ばれし人間とかまったくオカシナことになってしまう。

違うのだ。実は…

自分も含めてほとんどがその他大勢の輩(やから)なのだ。

そんな末端の人たちや差別されてきた人たち虐げられてきた人たちを中心にその視点で描いてきた。

白土三平は目を覚まさせてくれる漫画家の一人だ。

「赤目」も有名。

古本屋で購入して偶然読んだ。

ショックだった。

年貢を取り立てる側と取り立てられる側でいえばほとんどの人間が後者の方だ。

つまり私は、我々は後者の取り立てられる側の人間の苦難の上に立って生きている。

そういう先祖を現代に生きている私が読む。

武家社会は農民たちの年貢米で成り立っている。

しかし農民たちの命の重さなど微塵たりとも感じていない。

厳しい取り立て。

虫けらの様に殺される農民たち。

赤目とは…兎のことである。

そして虐げられてきた農民たちの寄って立つところであり心の支えである。

狂信に近いかたちで「赤目教」が広がる。

虐げられてきた人々の潜在意識にあるものを呼び覚ますなにか。

壮絶な世界。

悲惨な運命。

それでも人々は生き続けていく力強い賛歌。

でもやっぱりその底には「怒り」なのだ。

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