日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

厚かましい西川福井県知事の要求・・・原発再稼働で恩着せがましく・・・

2012-06-05 08:54:13 | 日記
西川福井県知事は大飯原発を再稼働するに際し、「首相が継続的に稼働する覚悟を国民に明確に宣言しないとダメだ」と言う趣旨の要求を国にしています。

「関西圏の発展のため電力供給が必要だから原発を受け入れて欲しい、と国や関西の政財界から頼まれたから受け入れてやって来たのだ。 いまさら福井県が被告扱いされてたまるか!」と言いたいのでしょう。

しかし、その見返りとして電気料金の一部や国の税金から多くの交付金等々を過剰なほど受け取って潤って来たのも事実。

原発での雇用もあり、原発関連産業の美味しい受注があったのも事実。

そういう利益誘導があったからこそ、「危険だから受け入れ反対」と言う原発反対の県民らの声を押し切って、受け入れたのも事実。

原発の危険が明らかになった今、原発とその増設受け入れをむしろ積極的に推進して来たことについて、いまさら恩着せがましくえらそうに言うのはいかがなものか。

「原発推進派よ、はきちがえるな!」と言いたい。

本当は原発を代替えできる低コストの発電方法だってあるのに、原発推進派はそれを遅らせてまで原発再稼働を推進している・・・と言うのが真実。


再稼働では浜岡原発が最も危ない・・・正面だけの、幅2mしかない防潮堤では巨大津波を防げない!

2012-06-05 07:22:53 | 日記
    武田邦彦中部退学教授のブログを紹介します。

 国民を「幼稚園レベルのトリック」で騙そうとする政府

前の総選挙の時、「高速道路の無料化」をはじめとした「実現の見込みのない政策」を掲げて政権を取り、前言を翻してばかりいる首相や大臣のもと、日本の社会は深く傷つきました。

そして、今、また同じような手法を用いて、原発の安全、消費税増税という問題で、国民をトリックにかけようとしています。

消費税増税も大きな問題ですが、それはせいぜい、お金にとどまりますが、原発が再び爆発したら、子供の健康、日本の土地を失い、さらに経済に決定的な破綻をもたらします。今度こそ、私たちは冷静になって良く事態を見つめなければならないでしょう。
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「福島原発は津波で爆発したから、防潮堤を高くすると安全になる」という保安院の理屈は、言葉は悪いのですが、「幼稚園レベル」で国民を騙そうとしていると思います。

簡単なことですが、福島原発の爆発後の写真を見ると、海から襲ってきた15メートルの津波は、たしかに5.7メートルの防潮堤は乗り越え、原発の前の海岸線にある小さな建築物を破壊しました。

しかし、40メートルもある原子炉建屋の前の建物で完全に止まっています。(写真の奥の壊れている建物が原子炉建屋、中程の無傷の建物は防潮堤として働いた建物で、高さ40メートル!!)

つまり、福島原発が爆発したのは、正面から来た津波ではなく、防潮堤の無いところから回ってきた「海水の浸水」だからです。

福島原発の南側の海岸は無防備で、まったく防潮堤はありません。津波は陸に進入すると、真っ直ぐ奥に進むのではなく、横にも行きますから、原子炉は浸水して爆発したのです。

防潮堤を迂回して入ってきた海水によって爆発したのに、防潮堤を高くして何の意味があるのでしょうか?

 大飯原発3号機、4号機でも、浜岡原発の再開でも「防潮堤を高くしたから大丈夫」と説明されていますが、もし国民がこのような簡単なトリックにダマされるなら、私たちは本当に子供を守ることができないでしょう。

事実を見ないで観念では安全を守ることはできません。事実を注視する勇気を持ちたいものです。
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これを普通の家に泥棒が入ったとして「たとえ」てみます。ある家に泥棒が入ったのですが、玄関に鍵がかかっていたので、勝手口に回ったら空いていたので、そこから進入しました。

ところが、勝手口が開いていたと言うのはまずいので、「玄関の鍵が一つだったので、鍵を開けて入られた」と警察にウソの報告し、「鍵を2つに増やす」からこれからは泥棒には安全だ、皆さんにご迷惑したと言い訳をしました。

そして相変わらず勝手口は開けっ放しでした。

その家は2回、泥棒に入られました。玄関には2つの鍵がかけてありましたが、勝手口から進入されたのです。
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あまりにバカらしくて話にもなりませんが、これが今、日本で最重要の「原発の安全性」で起ころうとしていることなのです。

「玄関の鍵=防潮堤」、「勝手口=防潮堤のない海岸線」・・・こんな単純なトリックも「どうせ、自治体の偉い人や御用学者は知らないフリをするだろう。国民は気がつかないだろう」というのが作戦のように思います。

(平成24年1月21日)
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        別人のブログの一部

   幅2mしかない高さ18mの壁で巨大津波を止められるのか??

 現在18mの高さの防潮堤を中電は建設しています。 

しかし、1.6kmにも及ぶ防潮堤の幅(厚さ)は、たった2mです。

18mという高さに目を奪われがちですが、この厚さ2mの壁で十分安全なのか。

 東日本大震災の津波は、釜石湾口の巨大な防波堤を破壊し、押し流しました。

なんと防波堤の幅(厚さ)は20mと巨大で、浜岡原発防潮堤の厚さ2mとは比べ物になりません。

 津波の周期は長く30分以上です。押しては返す波とは違います。

(最大予測21mの)巨大津波が30分以上にわたって幅2mしかない壁状の防潮堤を押し続けたら・・・

 それに津波の圧力や地震動による冷却用配管の破断はないか。

冷却用配管の一部でも穴が開けば、高台にセットした移動式ポンプが働いたとしても炉心の冷却はできません。