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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

6/20、首相官邸宛に ●超危険な税金浪費の「高速増殖炉」の中止を!●の提案メールをしました 

2012-06-21 19:20:56 | 日記
     首相官邸宛て提案メール     2012-6-20
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●超危険でバカげた税金浪費の「高速増殖炉」の中止を早く決定して下さい!●

これまで2兆円(年平均800億円)を費やして推進して来た「高速増殖炉計画」を今後どうするか? を決めるため、議論がされています。

★ 私は二十年数年前だったか、テレビのニュースで見た「もんじゅ」の映像で、液体金属ナトリウムの入った大きなタンクを搬入するのを初めて目にしたときは驚きました。 

「液体金属ナトリウムだって! 水や蒸気と反応して激しく燃焼する・・・こんな危険なものを・・・もともと危険な原子炉の冷却水に使うのか?」・・・と。

それからすぐ解説を見ましたが、まったく納得できませんでした。 

「こんなもの、成功するわけないじゃないか・・・ばっかじゃなかろうか・・・」と思いました。

そして米欧各国が「難しい」として開発を断念したのは「当然だ」と思いました。

▼ 当初から危険が予測された「高速増殖炉」の研究をすでに40年、そして2兆円を掛けて来たが実験炉「もんじゅ」はトラブルのオンパレード。

やっぱりナトリウム漏れ事故を起こして、長らく運転停止。
 
これは「技術が未熟な段階だから」だけではない、本質的欠点のなせるわざなのです。

さらに、再運転しようとして、2010年8月26日、炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重さ3.3トン)がつり上げ作業中に落下する事故が起きました。

事故後の対処に追われたあげく、2011年2月21日、装置を現場で担当する燃料環境課長が敦賀市の山中で自殺しました。

▼ 「高速増殖炉」は机上の理論では可能でも、トラブル防止や安全確保がどこまでも難しい・・・

それを何とか実用化できると思うのは技術官僚らの驕りと野心と「原発村」からの「期待+後押し」のためでしょう。
 
もともと無理な技術なので、失敗続きというのは私にも当然予想された結果です。

また、大地震に襲われたら複雑な配管がとても危険です。

炉心溶融事故が起こりそうになっても、水を使ったら爆発的に炎上するので使えません。

不透明で扱いにくい上、危険きわまる液体金属ナトリウムを・・・もともと危険な原発に・・・冷却液として大量に使用する・・・などというのは正気の沙汰とは思えません。

それに「もんじゅ」は維持費だけでも年間200億円(毎日5千5百万円)ぐらい掛かると聞きました。 

液体金属ナトリウムは融点が98度Cで、70度C以下になると固まってしまい、主要な装置を壊してしまうのでニクロム線を使って加熱し続けなければならないと聞きました。
 
節電が求められている時に、電力を浪費してしまう発電用原子炉・・・・なんとも皮肉なバカバカしい話です。  

▼また使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場を造るためにはこれから19兆円も掛かると言います。

▼今後さらに40年も掛け何兆円掛けて研究開発したら2050年ごろに実用化できるかも・・・としばらく前まで言っていました・・・

しかし、もし仮に、途方もない苦労をした果てに・・・可能になったとしても・・・
地震津波大国の日本で、そんなものを受け入れる県も住民もいるはずがありません。

 また、安全確保等々のための建設コストや維持コストが非常に高くなって、これからコストダウン可能な他の発電とその時点で比較して、コスト競争力も全く無いでしょう。

●すでに、最新ガス発電+給湯システムによって高効率・低コストで発電可能になっています。

また、10年以内に、メタンハイドレートからメタンガスだけを取り出して国産の燃料を手に入れるでしょう。

洋上ハイブリッド発電(新タイプのレンズ風車+太陽電池+海洋発電+波力発電・・・)などが実用化されているでしょう。

新材料での低コストの太陽電池や蓄電池もできているでしょう。

深い所の地熱を利用した燃料費の掛からない安定した発電なども出来ているかも。

節電タイプの機器が普及し、電力使用量も頭打ちになっているでしょう。


▼高速増殖炉ではみすみす何兆円もドブに捨てることになるのは灯を見るより明らかな事です。

そこに投入した技術者たちの人材もそれこそムダに浪費されることになるのです。

▼ 「高速増殖炉」を核燃料サイクルを回せる「夢の原子炉」として2050年までに実用化する目標を立てた国の方針が事実上立ち消えになることを恐れ、「一度止めてしまうと、技術的経験の蓄積や人材の育成が断ち切られ、後から再び立て直すのは困難である」と主張する人たちがいます。

これまで推進して来た原子力研究機構、経産省、文科省、読売新聞社等々の一部の人たちです。 
 しかし、これはとんでもない話しです。

「これまで掛けた巨額な経費をムダに捨てたくない」とか「せっかく培った技術を失いたくない」などと言って、高速増殖炉の研究開発を続けることは・・・・・諫早湾干拓事業を「ここまで進めた以上は中断したくない」と未練がましくやり続けてしまい、さらなる大損害と住民同志の深刻な対立を生み出したパーターンとよく似ています。  

▼▼ 否、「人間の愚かさ」としてはそれ以上であり、最悪のレベルです。

「高速増殖炉」は「夢」は夢でも▼「悪夢」▼の原子炉です。

すぐに「もんじゅ」を廃炉にし、「高速増殖炉」の「開発計画そのもの」を完全に中止することを正式に決定して下さい!

富山県 吉川忠雄 E-mail tmskst@p2.tcnet.ne.jp

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6/21、首相官邸宛てに、「福島原発を囲う防潮堤の至急構築を!」という提案メールをしました

2012-06-21 09:44:22 | 日記

  政府に是非お願いします。

●福島第一原発の周囲を要塞のようにぐるりと囲う海抜25mほどで幅30m以上の頑丈な防潮堤を至急構築して下さい!

・・・房総沖大地震等による大津波に再度襲われる前に!
5月末にも「房総半島沖には大きな歪が生じていてM8クラスの大地震が近いうちに起きるリスクが高い」と言う地震学者の発表がありました。

 3・11以降、多くの専門家が危機感を持って、地震・津波の研究を数千年前の地層から地震が頻発する現在刻々の動きまで盛んに行っています。
以前から東海・東南海・南海の大地震が予想されていますが、それ以上に首都圏近くも危ない。

 そして今もっとも大地震発生の危険が高く時期が近いと予想されているのは「房総沖から茨城県沖に掛けての海底地震」です。
ここは三つのプレートの境界線付近で330年前の延宝房総沖地震以来のエネルギーが溜まっている所で、3・11で割れ残って、地殻のストレスが大きく増幅しているからです。
ここで海底大地震が発生すれば、福島第一原発が再び大津波に襲われるでしょう。
 
 また、3・11の震源近くの外側や北側や南側での最大余震と大津波の危険も高いのです。
M9クラスではほとんどで大余震が起きています。

今、福島第一原発には何万トンもの高濃度放射能汚染水が有ります。

敷地には処理後ドラム缶に詰めた放射性物質吸着剤も大量に横たわっています。

地下水も汚染されているでしょう。

また、メルトダウン・メルトスルーした核燃料も、水素爆発で破壊された建屋のプールに使用済み核燃料棒も大量にあり、その他放射能汚染物質が大量にあります。

あの時より低い津波でも、とにかくそこへ津波が到達してしまえば、大量の放射性物質が荒れ狂う海水によって周辺一帯にぶち撒かれ、さらに引き波によって太平洋に流出してしまいます。

 そうなれば、日本の豊かな海はすべて汚染の海になってしまいます。

日本の水産業も壊滅してしまいます!
 
周辺諸国にも大被害を与え、莫大な補償金などを要求されるでしょう。

大きな大きな汚点と負い目を負ってしまいます。

日本は経済的にも政治的にも転落してしまいます。

日本人全体にとって精神的にも大変な苦痛となります。

「日本の安全保障」も「想定外」の方向から、破られてしまうのです。

「後悔先に立たず!」と言います。

福島第一原発で今のように土嚢を積んだだけの仮堤防ではまったく不十分です。

汚染した地下水が海に浸み出ないように地下遮蔽壁を作る計画があり、それも必要ですが、それは大津波対策とはなりません。

 中部電力は浜岡原発再稼働の条件である津波対策として、1000億円掛けて「2012年12月までに海抜18mの防潮堤を構築する」ことを決定し、2011年の9月には着工し、高い壁を建設中です。
しかし幅は2mしかなく、巨大津波が来れば崩壊するでしょう。
それに福島原発の南側の海岸に防潮堤がなく、津波は陸に進入すると真っ直ぐ奥に進むだけでなく、横にも行きますから、原子炉は浸水して爆発したのです。
ですから浜岡でも正面だけではダメです。
それに、地震大国で活動期の日本にある原発では「大地震だけでも重要配管の接合部など激しい揺れに弱い箇所が破損⇒高レベル放射性物質が漏れて人が近づけない⇒すぐ修理や冷却などの有効対策が打てず、メルトダウンや水素漏れが発生し、水素爆発や水蒸気爆発を止められない」という可能性があります。
浜岡原発は特にここ30年以内に近い震源の大地震に襲われる可能性が高い場所に建っており、非常に危険なので、核燃料を取り去り廃炉を進めるべきです。
再稼働のためにお金を掛けてもムダです。
むしろ引くに引けなくなる恐れがあるので、有害です。

 今、急いで「防潮堤を構築」すべきなのは「福島第一原発」の周囲です!

福島原発の周囲を要塞のように囲う海抜25mほどで幅30m以上の頑丈な防潮堤を至急構築して下さい!

大切な海を大量の放射能で長期に大汚染することにならないように、ぜひお願いします。

富山県 吉川忠雄  E-mail tmskst@p2.tcnet.ne.jp


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