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野田首相会見、原発再稼働を次々進めることを事実上宣言・・・既得権益者たちを死守

2012-06-10 08:27:39 | 日記
野田首相は6月8日に会見し、大飯原発の再稼働を宣言、さらに夏季限定を否定。

そればかりか、「今、原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かない」と言ってコストや経済を理由に、今後他の原発も次々と再稼働させて行くことを事実上宣言しました。

「原発依存へ逆行」することを明らかにしました。

原発を止めて「立ち行かないのは」日本経済ではなくて、「今の電力会社の経営=殿様経営」です。


原発は後から国民負担が高く付く・・・「安い」と言うのは今だけのこと・・・騙されてはいけないのです。

● ①原発は電力会社の利益になる  ②すぐには電気料金をあまり上げずに済むかも

▲ しかし、後後まで核廃棄物の中間処理と最終処理をしなければならず、廃炉の経費も高く付くもので、それには2百兆円以上とも言われる巨額の経費が掛かります。

その費用は後に電気料金と税金で賄わねばなりません。 

このことを電力会社も政府も言わないようにしていて、先送りでのごまかしであり、非常に不誠実です。

▲ しかも、現在、多くの使用済み核燃料は、行き場が無いので原発の貯蔵プールに保管されている状態です。

稼働中の原子炉ほどではありませんが、このままにしておくのは地震大国の日本では危険があります。

▼▼▼ なお、他の原発再稼働以上に危険なのはもちろん今の福島第一原発の現状です。

再度大地震や大津波に襲われたら大変な量の高濃度放射物質が飛散あるいは海へ流出する恐れがあるからです。

海抜25mほどの原発敷地をぐるりと取り囲む頑丈な防潮堤の建設も至急必要です。