見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/35 FeldGendarmerie(とその他)の13人 (7)ドラゴン GERMAN FELDGENDARMERIE編

2022年07月20日 | 1/35 フィギュア_旧キット再生
タミヤ、タミヤと続いて、初ドラゴンとなりました
タイトルに同じ単語(しかも長い)が2度も出て来て煩わしいかも(笑)

まずボルスタッドさんのボックスアートと同じ立ち位置で並べてみました

こっちがボックスアートです


キットでは全員、野戦憲兵用ゴーゲットを付けていますが
当時のワタシはなぜか、サイドカー乗りと思われる二人のものを削り取っています
今となっては理由は不明ですが(^^;
恐らく道を尋ねている風なので
野戦憲兵が道に迷って、野戦憲兵に道を聞くシーンはおかしい
と、思ったのではないかと想像します、スイマセン思い出せません(-_-;)

なので今回のリメイクに際し、小ぎれいな格好をしたチェックポイントの野戦憲兵と
道を尋ねている、土埃まみれのサイドカークルーというイメージで塗装しました

舟形帽(シッフフェン)を被った下士官は、小改造してSS用の舟形帽にし
SS野戦憲兵にしていますが、これも今となっては理由は不明です(^^;
ひとりだけSSと云うのはおかしいので、今回残り3人も全員SSに転属させました(笑)

ではペアで、まず小ぎれい組から

そして土埃まみれ組


今度は個別に表裏です





お約束のお顔アップです





キットは全体に大きめなのですが、それなりに均整がとれているので
以降のGen2シリーズのように、プロポーションを弄る必要は有りませんでした

タミヤのゴーゲットデカールの良さに味をしめ
このドラゴン製にも使おうと思ったのですが
サイズが合わず(デカールが小さいので)諦めました

過去に作ったキットを見ていると、なんでこんな事したんだろうな?
と思う事が多々あります
ブログを始めるはるか以前の事なので、記憶が残っていないことも多々あります
やっぱり記録は残しておかないといけませんね(^^;

【続く】

1/72 タミヤ Spitfire MkⅠa 飛行姿勢にチャレンジ (7)BoB記念IF塗装機 とり完(^^;

2022年07月16日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)

すったもんだで、今年もグダグダになってしまいました(^^;
年に一度のBoB記念特集、今回は結果的に架空塗装機となってしまいましたが
スピットMkⅠa QJ◎B X4561は「とり完」です

前回から下面塗装を修正し、ここだけでも何とか時代に合わせました(汗)


1940年8月でも、この白黒半分の塗装機は結構飛んでいたようです
(OSPLEY社スピットファイアMkⅠ/Ⅱのエース 1939-1941より)
ここだけは帳尻を合わせた、という感じでしょうか
アンテナ線まで張った後だったので、マスキングも含めヒヤヒヤ工作でした
本当は下面のラウンデルも?なのですが、そこはスルーという事で(^^;

そして、スタンドに乗っけてSWオン、悩み事退散~ん!(笑)
で、いちおう「Tally-ho~!!」(^^;








7.7mm機銃の硝煙の後は、墨入れ塗料ブラックと
No33:つや消しブラックのエアブラシ吹き共同作業です
エンジンの排煙あとはNo33:つや消しブラックのみで行いました

アンテナ線はいつもの0.055mmブラックリギングを使いました
昨年は0.135mmを使って、ちょっと実感を損ねた感じがしましたので
やっぱり1/72は0.055mmですね

最後にコックピットのパイロットを


来年はちゃんと調べて作ります<(^^;)>

【終了】

1/72 タミヤ Spitfire MkⅠa 飛行姿勢にチャレンジ (6)大訂正、早い話が間違えてましたゴメンナイ編(-_-;)

2022年07月15日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
まず、お詫び申し上げます、申し訳ありませんでした<(_ _)>
何やら新たな事実が次々、と云うほどではないですが出て来て
ワタシの想定していたストーリーは全く成り立たないという事が判りました(泣)
色々資料を見比べた結果、事実はこういう事だと思います

X4561の来歴と塗装、BoBとの時系列です
大体これであっていると思います(^^;

1938年末から40年6月までの間
       機体下面の左半分を黒、右半分を白で塗る味方識別塗装が施された。
       初期は補助翼のみ反対側の色だったが、39年4月以降は同色とされた。

1940年6月6日
       機体下面にスカイ-Sの塗装が導入された。
       
1940年7月10日 Battle of britain(英国の戦い)始まる(Wikiより)

1940年9月27日 X4561初飛行

  9月30日 No66Sqnへ配属

   10月31日 Battle of britain(英国の戦い)終了(Wikiより)

    11月19日 No92Sqnへ配属 ”QJ◎B”となる

40年11月から翌4月まで
       左翼の黒のみが一時的に復活する。

1940年11月27日
       昼間戦闘機を示すスカイに塗られたスピナーと
       胴体のスカイバンドの識別塗装規定が発布される

これで塗装的に判ることは
(1)スカイ-Sの塗装が導入されてから、3か月以上経って機体が完成しているので
   工場出荷時に下面はスカイで有ったと思われます

(2)左翼の黒のみが一時的に復活した際に、実際黒に塗られたとしたら
   スカイの地に左翼下面のみ黒を塗った可能性が高い

”白”は間違いですね(_ _;)
更に、BoB時はNo66Sqn所属だった、のでワタシの思っていたストーリーは総崩れでした

と言う訳で、結果的にウソ書いていた訳でして・・・
とくにショックを与えたhajime様には大変申し訳ない事を致しました
改めてお詫び申し上げます<(_ _)>

元はと云えば、ここが接続不能になっていた事が原因の一つ?(と人のせいにする(^^;)

作っている間、何度もアクセスを試みたのですが
”Could not connect to the RAF DB database”状態
7月13日になって、やっと接続出来まして検索しますと

でもデータがないから、そっちに行きなさいと
で、赤矢印へ飛びます

そしたらこんなところに来ました

で、赤で囲ったZipファイルをダウンロードした訳なんですよ

ダウンロードしたファイルでX4561を検索したら、こんなものが!

この調子で全てテキストで書かれていましたが、ここで日付が合わないとショックを受けた訳です
このままではほぼ見えないので、そこだけ抽出しました
X4561 Ia 1194 EA MIII FF 27-9-40 12MU 30-9-40 66Sq 9-10-40 92Sq 'QJ-B' 19-11-40 43GDA 13-3-41 RAE 3-4-41 SOC 30-12-44
インデックスも何もないし略号の意味も分からず、推理するしかありませんが
ⅠaはスピットMkⅠa、1194は製造番号、MⅢはマーリンエンジンのタイプ、FFはファーストフライトでしょうか(^^;

ところで、このデータは信頼が置けるのか!?
昨年のBoB特集?で作った、確認済みの”DW◎O R6595”を検索して検証してみました

こちらも抽出しました
R6595 Ia 679 EA MIII FF 7-5-40 8MU 9-5-40 PDU 28-5-40 VAEA 4-6-40 PDU 28-7-40 610Sq 'DW-O' Damaged by Bf109 over Folkestone and crashed on approach Hawkinge 26-8-40 P/O FK Webster+
所属部隊、識別コード、パイロット名、墜落時の状況・日付まで、前回調べた内容とあっているので
信頼は置けるのではないかと思います

と言う訳で、いったいワタシは何をしていたんだろう?状態です/(_ _;)\

まぁ済んだことは仕方ない、という事でBoB記念IF歴史機(笑)として
次回、完成編を出させて頂きますので、よろしくお願い致します<(^^;)>

【続く】



1/72 タミヤ Spitfire MkⅠa 飛行姿勢にチャレンジ (5)ホワイト・スカイ疑惑

2022年07月15日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
パイロットが着座出来たので、やっと機体に専念できます(^^)
迷彩は筆塗りです、皆さんが筆を披露しておられるのでワタシも便乗して・・・

機体の上下、迷彩を塗るのに使っているのは真ん中のヤツ
右は一昨日買ったばかりの新品です
左は同じ品物に思えませんが、ITEM-Noは同じなんですよね

機体はこの真ん中の筆だけで、洗いながら塗っていきます


動翼類を取り付けています、右ロール&ダイブです

そのままひたすらペタペタと、単純作業?が続いたのですが
また大問題が発生!
下面の敵味方識別のこの塗装、スカイじゃなくて白疑惑が持ち上がったのです...(汗)

まず、そこに至った経緯から説明しなければいけませんね(^^;
スカイに塗られたスピナーと、昼間戦闘機を示す識別塗装の胴体のスカイバンドは
1940年11月27日付けで発布されているので、タミヤのQJ◎B X4561塗装例では
BoB当時飛んでいなかったことになります
ヒトが”BoB記念”で作っているのに、これはいかにもマズイ(笑)
そこでスピナーはナイトブラック(要は黒)、スカイバンドは無しの塗装にしようとしていました。

そこで下面塗装です
1938年末から40年6月まで機体下面の左半分を黒、右半分を白で塗る味方識別塗装が施されていました
QJ◎B X4561塗装例では、左翼下側だけ黒で、他の下面はスカイの指示になっています
これは変則型?で40年11月から翌4月までの一時的なものだったとか
といってもあくまでブラック&ホワイトの組み合わせです
ブラック&スカイは無かったのでは!?というのが疑問なのです
しかもこのパターンでは、胴体部分はアルミ無塗装だったという未確認情報も(汗)
もう頭が「思考回路はショート寸前~♪」じゃなくて炎上状態です。

途中までスカイで塗っていた事もあり悩みました
実機の写真も例のIWM物しかなく、左側が映っていても遠景過ぎて判別がつきません

真ん中の機体がQJ◎B X4561、左右はイスパノ20㎜を搭載したMk.Ⅱです
拡大しても何が何やら判らなくなる小ささ(-_-;)
この画像は、世界の傑作機No102 スピットファイアの74ページに載っている方が、はるかによく判ります
(この画像はIWMの画像取得規則に従ってダウンロードしました)

てな訳で、結論 ⇒ スカイを白に塗り替えます、アルミ無塗装は無視(笑)

で、ちまちまITEM-No87029筆で塗り直しを始めたのですが
効率スッゴク悪いですし、筆塗りだとどうしても下地が溶けて浮き出てきます
ここに至って、オール筆塗りは諦め、エアブラシで白を上塗りすることにしました

マスキングの手間は有りましたが、手塗りよりははるかにきれいに修正出来ました(^^;

機体上面のDGとDEの迷彩は、下面をアレコレしている間に淡々と終わっています
ガンサイトの形が良いのとキャノピーを閉めるという事もあり
試みとしてミラーフィニッシュを貼ってみました

結果はどうなるか!(^^;

ところでこのイラスト、覚えていらっしゃる方おられます?

ワタシが恐らく小学校高学年~中一の頃だったのではないかと思うのですが
当時の少年雑誌(少年サンデー?)の今で云う巻頭グラビアに載っていたものです
今回、飛行姿勢を作っていて「そう云えば!?」と思い出して
積読状態の切り抜き資料を探してみたら出てきました
高荷義之画伯のそれこそ(弩)迫力のイラスト、大事に残していたんですねぇ~
これと映画「BoB(空軍大戦略)」が、今に至る蛇の目好きのきっかけだったのかも知れません。

【続く】






1/72 タミヤ Spitfire MkⅠa 飛行姿勢にチャレンジ (4)パイロット完成

2022年07月12日 | 1/72 スピットファイア(マーリン搭載)
タイトルの通りです、何とかパイロットが乗り込めるようになりました



ところで作っている時に困ったのが、酸素マスクを始めとする装備品です
これはYouTubeに投稿されている、映画「Buttle of britain(空軍大戦略)」の
インデックスに有った、英空軍パイロットの「画像を切り取ったものですが

酸素マスクが布製でホースが左横に付いているという特徴が有りますね

しかし、そもそもこの装備は正しく当時を再現しているのか!?という問題が有ります
60年代の映画の多くは(あのThe Longest dayとか)ここをかなり手を抜いて作ったものが多く
油断がなりません(汗)

そこで当時のお写真と、市場で取引されている本物の画像が頼りになります
まず当時のお写真

これはあのIWM所蔵写真、BoB当時の610Sqnのパイロットだそうです
酸素マスクが先に載せた映画のものとほぼ同じですよね
マスクのマイクロフォンには皮カバーがかけてあるのだそうです

以前、あまり役に立たないとクサしていた(^^;
OSPREY社のMen-at-Armsシリーズ ”The Royal Air Force 1039-45”には
P23にこの装備の写真と説明が載っていました

それによると酸素マスクは”Type D oxygen mask”というタイプだそうです

こちらにはその実物(売り物)が載っていました

頭に被っている革製の飛行帽は”Type B helmet”
耳にあたるレシーバーを収納するところが大きく、チャックが付いているのが特徴です

以下のURLの画像を編集させてもらいました
https://www.dearoldblighty.com/upload/images/shopprod/15092/ww2-raf-1939-battle-of-britain-period-b-type-flying-helmet-_15092_main_size3.jpg
http://gallery.nen.gov.uk/assets/0903/0000/0180/a0849_mid.jpg

映画の出演者たちが着用していたゴーグルはコレです
MarkⅦ Flying goggles

こちらから、売り切れみたいですが(^^;

さすが本家、装備品もバッチリ本物(又はそっくりレプリカ)でした(^^)

でこれらの資料を元に工作&塗装したわけですが
その結果がコレです...



通信用のコード類は0.135mmブラックリギングで
酸素ホースは外径0.38mm極細コードと、いつもの材料を使いました

何やかやと、色々細かい事を言った割にはこの程度
ヘルメットもゴーグルも、似て非なるものにさえもなりませんでした(T T)
今後への重い課題です(_ _;)

で、乗り込んでもらいました


まぁ宜しいんじゃないでしょうか、と
またもフライトサージャントのシェブロンは見えなくなりましたが(-_-;)

当時のRAFの装備について、もし興味を持たれたなら
記事で挙げたタイプ名(例えば”MarkⅦ Flying goggles”とか)で検索してみてください
一発でヒットするはずです。
それぞれMarkⅧとかType CとかEとかも有りますので、変化を比べてみるのも面白いですよ(^^)

【続く】