ヨルダン操縦士父「何が起きても受け入れる」 事態膠着「不可解で不安」(産経新聞) - goo ニュース
【アンマン=岩田智雄】「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、要求が満たされなければ後藤健二さんより先に殺害するとイスラム国から警告されているヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉の父親サフィさんが1月30日、首都アンマンで産経新聞のインタビューに応じた。
サフィさんは、ヨルダン政府がカサスベ中尉の生存の証拠をイスラム国に求めているのにイスラム国からの返答がなく、事態が膠着(こうちゃく)していることについて、「非常に不可解な状態で不安だ」と述べた。中尉の生死に関しては、「何が起きても神のおぼしめしだから受け入れる」と疲れ切った表情で語った。政府の交渉に対しては、「もっと早く、真剣に取り組んでほしい」と不満を表明した。ヨルダン政府が後藤さんの解放に協力していることに関しては「政治的なことは話したくない」とコメントしなかった。
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24時間以内に 後藤さんとISIL女死刑囚との交換がされなければ
後藤健二さんを殺害し、その前にパイロットを殺害する。
って言っていました。
しかしこの交換条件にヨルダン政府は従いませんでした。
パイロットの生存が確認されない限り取引には応じないと。
当然の事です。
ISILは後藤さんの前にパイロットを殺害すると言っていたので
パイロットの命が心配です。
ISILはなぜパイロットの生存を証明しようとしなかったのでしょう。
24時間経った時点で 後藤さんは殺害されていたかもしれません。
ではパイロットは・・・・?
ヨルダン政府はパイロットの命が保障されなければ女の死刑執行をすると迫っていました。
パイロットの命が確保されているのか心配です。
ヨルダンの様に 日本には 後藤さんを解放しなければ、どうする。
というカードは何もありません。
もしも、今回の日本人人質事件がヨルダンを巻き込んだのなら申し訳ないです。
ヨルダンの判断に抗議はしません。
後藤さんは出発前に シリア人を恨まないで下さい。と言っていましたが
ヨルダン人もシリア人も怨みません。
怨むべきはISILというテロ集団です。
ISILは国家ではありません。
報道ステーションsundayで星解説員が「この戦争」と言っていましたが
戦争ではありません。
テロとの戦いです。
どうすればISILの残虐さを断ち切るか、
どうすればISILを消滅させるか、テロリストを消滅させるか考えねばなりません。
ISILは日本を意気地なしの小心者と捉えているでしょう。
もっと脅せば身代金を取れると思っているでしょう。
ISILは自分たちに刃向う国を無くすことが目的です。
勢力拡大に障害となるものは全て排除しようとしています。
テロリストの言いなりになる事は、テロリストを増長させるだけです。
最悪の事態になった今、チャンスとばかり安倍政権を非難し出している人達は
「ISILさん、許してください。
あなた方の言うとおり、難民支援は止めます。
安倍首相も辞めさせます。
日本人はあなた方の敵ではありません。
ですからお許しください。」
そう言いたいのでしょうか。
そんな事を世界中が言っていたら
将来、世界はISILやテロリストに支配されるでしょう。
それでいいのでしょうか。
相手はテロリストです。
普通の議論は通じない相手です。
平和憲法では命を守れない相手なんです。
日本人は善良だと言ってもテロリストはその概念を理解できないでしょう。
どこかに 日本は戦後70年一度も参戦していない。だから安全だ。
と信じている人がいます。
そんな根拠のない事を信じていること自体 平和ボケです。
今回の事件で一番悪いのはテロリストだという事を忘れてはいけません。
命を犠牲にされたお二人には悪いですが、退避勧告地域に入った事は軽率すぎました。
安倍首相の中東訪問前に日本人は捕えられていました。
ISILは一番効き目がある時期を待っていたのです。
安倍首相のイスラエル訪問が間違いだったという人もいますが
この地域の安定の為 敵対するパレスチナにも行っています。
これは平和外交のひとつだったのです。
日本は活動できる軍隊を持っていません。
もしもの時は同盟国に頼らざるを得ません。
また日本には油田がなく、原発稼働も儘ならない今、
中東を排除する訳にはいけません。
日本一国では生き延びられず、国際社会と協力し合わなければならないのです。
その事を理解し、国会で議論してもらいたいです。