党幹部は当初、生方氏が議員を辞職し、次期衆院選にも出馬しない意向を固めたとしていた。ただ、衆院は14日に解散される予定のため、議員辞職は見送る。

拉致被害者で生きている人はいないと発言した生方幸夫議員。

立憲民主党は生方氏に議員辞職勧告どころか離党勧告もしないようです。

また生方氏は問題が大きくなった事に驚いたのか、自ら公認を辞退しました。

という事は、あれだけ問題発言をしたのに党として何も処分らしい処分をしていないのです。

枝野代表は「驚愕した」との他人事の様な発言でしたが、

立憲民主党はそれだけ拉致問題に無関心だという事なのでしょう。

 

ところで先日、大阪府議会で拉致啓発推進決議を採択しましたが、

全84議員のうち共産党の2人は反対し、立憲民主党会派の民主ネット2人は棄権しています。

拉致啓発推進決議を採択 大阪府議会、全国初(産経新聞) - goo ニュース

尤もらしい理由で反対や棄権をしているようですが、結局は拉致問題を重要視していないのです。

国会議員も大阪府議会議員も拉致問題には無関心だと言えそうです。

 

記事によると、拉致問題の啓発を目的とした地方議会での決議は全国で初めてだそうですが、

内閣官房のHPによると、全国の自治体ではそれぞれ拉致問題解決に取り組んでいます。

地方公共団体の取組|オールジャパンの取組|日本国政府:北朝鮮による日本人拉致問題 (rachi.go.jp)

※46都道府県と政令指定都市(被害者がいないからか栃木県がありません)

全国の自治体で拉致問題についての採択をしているのに、マスコミは殆ど報道しません。

もっとマスコミも積極的にこの問題を報道し、世論を動かして欲しいものです。

 

北朝鮮は民主主義に程遠い、異常な国です。

そんな北朝鮮を動かす一歩は日本の世論が動く事です。

今月15日で蓮池さん達が帰国してから19年になりますが、

若い人の中には拉致問題を知らない人もいるでしょう。

 

無知と無関心の人が増えればそれだけ北朝鮮にとっては好都合です。

反対に日本中が拉致被害者を取り戻す機運が高まり、マスコミも騒ぎ出し、

朝鮮総連や朝鮮大学校への批判も出てくれば北朝鮮も少しは慌てるかも分かりません。

 

甘いかも分かりませんが、日本中が藁をもつかむ気持ちで必死になれば道が開ける気がします。

最近、政府は金正恩と対話をしたい、交渉したいと言っていますが、

会って話をすれば解決できるとは思えません。

そんなに北朝鮮はそんな生易しい国だと思えません。

食糧難等で向こうが必死なら、こっちも必死になって取り組まねば救出など夢のまた夢です。

 

今回の生方発言が切っ掛けになり、世論が盛り上がる事を期待したいですし、

政府も国会議員もいい加減本気を出して欲しいです。

特に立憲民主党は年がら年中、やれモリカケだ、桜だと違法性もなく終わった問題に騒いでいますが、

そんなエネルギーがあれば、拉致問題解決に使ってもらいたいです。