日本政府が安倍政権当時の2014〜15年ごろ、政府認定拉致被害者の田中実さん=失踪当時(28)=と、拉致の可能性を排除できないとしている金田龍光さん=同(26)=の「一時帰国」に関する提案を、北朝鮮から受けていたことが16日、分かった。提案に応じれば拉致問題の幕引きを狙う北朝鮮のペースにはまりかねないと警戒し、拒否していた。複数の交渉関係者が明らかにした。拉致問題解決を目指した小泉純一郎首相(当時)の初訪朝から、17日で20年となった。

 2人に関して「妻子と共に暮らしている」と北朝鮮が説明したことは判明しているが、一時帰国の提案が明らかになるのは初めて。

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田中実さん、金田龍光さん、この二人は身寄りがなく同じ養護施設で育っています。

そして同じラーメン店に勤務し、そこの店主が拉致に関わっていました。

 

この二人については不可解な事が続いています。

二人が北朝鮮に入国していたとの公表が2018年。

二人は生存しているとの公表が2019年。

そして今回の一時帰国の許可です。

 

これらは恐らく2014年に日本政府に伝えられたと思われます。

しかし一挙に公表せずに、小出しに公表したのはなぜなのでしょう。

その真意は? 何のために? 

政府が様々な影響を考え、戦略的に公表しているのでしょう。

しかしどう考えても、おかしいです。

どう考えても不信感が募ります。

どんな理由があり、小出しにした事により何か得たものがあるのか。

他の拉致被害者と違う事は二人とも身寄りがないという事です。

だからといって、小出しにする意味が考えられません。

今回の一時帰国の拒否は拉致問題の幕引きになってはいけないからだそうですが、

それでも小出しにする意味が分かりません。

 

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