「ニュースの尻尾」656回目は、令和6年3月14日に自由民主党本部で開かれた「政治刷新本部」と3月17日の自由民主党党大会の岸田総理の演説についてお話ししております。
出演:青山繁晴(参議院議員) 三浦麻未(青山繁晴事務所 公設第一秘書)
動画のアップは3日前の3月23日に、収録は3月21日。
更に内容は概要説明にある様に3月14日と3月17日の事についてのお話です。
ちょっと時間が経っていますが、青山さんの今朝のブログを読み詳細を知りたく視聴しました。
自由民主党が政権を喪う可能性だけではなく、日本の政党政治そのものが瓦解に至る怖れが、日々刻々、膨らんでいます|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road (shiaoyama.com)
気になる発言は幹事長の「いったん」と言う言葉。
幹事長が「政治団体登録をすべていったんやめさせる」という趣旨の回答をされました。
「いったん」という言葉が付いているものの、初めての意思表示です。
更に問題になる総理の発言です。
ところが、党大会の中身は、その意思表示を裏切るものでした。
象徴的だったのは、岸田総理が演説の冒頭で、「一部の派閥が問題を起こし・・・」と発言されたことです。
この演説文は、おそらくは官邸官僚と共に推敲を重ね、プロンプター ( 総理の眼前に原稿を表示する、透明のプラスチックボード ) を読み上げられたのですから、失言などではありません。
まさしく総理は、安倍派など「一部の派閥」を非難しつつみずから総理でありながら会長であり続けた宏池会は違うという認識を、意図して明示されたのです。
やはり「安倍つぶし」と「自分は関係ない」「自分の派閥は他とは違う」という根拠なき自己弁護です。
というか保身そのものです。
その中には安倍さんを超えたい、その為には安倍さんの印象を悪くしたい。
そんな気持ちがあるのではと。
幹事長も総理も「その場しのぎ」だと青山さん。
その場は切り抜けられても後からしっぺ返しが来ることも多い、そう思わない岸田さん。
その場しのぎで、支持率アップの為に日朝首脳会談をしたいと思っているのなら
それこそ禍根を残しますし、被害者や家族の方に顔向けできないですし、
数人の帰国で拉致問題を終結させても真の解決になりません。
一昨日から大問題になっている再エネタスクフォースへの中国の影響にしても
親中派で固めた岸田政権を選んだ自民党議員の責任でもあるのではと思います。