東京・池袋で2019年4月に起きた乗用車暴走事故で、妻子を亡くした松永拓也さん(37)の名前を挙げ、「近いうちに殺す」という内容の電話が警視庁本部にあったことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、28日昼ごろ、暴力団を名乗る男の声で電話があり、「年のいった受刑者に金を払わせるのはおかしい。近いうちに松永を殺す」などと脅迫した。同庁は同日中に電話があった旨を松永さんに伝えたという。

 事故を巡っては、東京地裁で27日、松永さんら遺族が損害賠償を求めた訴訟の判決があり、運転していた旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三受刑者(92)と保険会社に対し計約1億4600万円の支払いを命じた。

 松永さんは自身のSNSで、「(賠償金は)保険会社から支払われ、飯塚受刑者との直接金銭のやりとりはない」と指摘している。

秋のライン「紅葉」

 池袋の交差点で起きた死亡事故。

何度もテレビで取り上げられたのでよく覚えています。

元通産省工業技術院院長だった人物が起こした事故でした。

そして飯塚受刑者の言い訳が酷くていつしか「上級国民」と揶揄されるようになりました。

何しろ、ブレーキとアクセルを踏み間違ったのに、自分の非を認めるどころか車が悪いとまで言い出す始末でしたし、

実況見分でも感じが悪かった事を覚えています。

 

wikiに詳細があります。⇩

東池袋自動車暴走死傷事故 - Wikipedia

東池袋自動車暴走死傷事故 - Wikipedia

 

 

刑事裁判では禁固7年の求刑に対し、禁固5年が確定しています。

 

また民事では犠牲となった松永さんの夫と両親らが飯塚受刑者と保険会社を相手に裁判を起こし、

1億4000万円の支払いが決定しました。

 

最初このニュースを聞いた時には保険会社の事を知らず、1億円超の賠償金に驚き、

普通の人なら到底払えないだろうと思と共に、

悲惨な事故を起こした責任を取る為にも飯塚受刑者は財産を処分して支払うべきで、

それだけ重大事故だったと身をもって知るべきだとも思っていました。

しかし、その後Xで支払うのは保険会社と知り、ちょっと落胆のような気持になりました。

 

ところが、反対の考えの人もいたとは驚きと怒りさえ覚えます。

松永さんのSNSに誹謗中傷の書き込みをしたり、

警視庁にも松永さん殺害予告の電話をかけたというのです。

事実も知らず、誰が被害者で誰が悪いとも理解できず、本当にお門違いです。

 

実際、飯塚幸三は杖を突かなければ歩けないほどの歩行障害があり、

レストランの予約時間に遅れそうだとスピードの出し過ぎに信号無視の運転でした。

これで飯塚受刑者を擁護できますか。

これで損害賠償請求裁判を起こした被害者の夫を批判できますか。

いいえ、批判どころか誹謗中傷に殺害予告なのです。

 

松永さんのXへの投稿を読んで、事実を知って欲しいです。

そして松永さんの悔しさ、怒りを知って欲しいです。