気になる事  blueのためいき

日々気になる事を記します。共感してくださる方もそうでない方もちょっと立ち止まって考えて頂ければ、うれしいです。

武田邦彦氏のブログより 原発の再開問題で、誰もが合意できる項目

2012-05-29 11:16:07 | リンク

http://takedanet.com/2012/05/post_05b3.html

原発の再開問題を「思想の対立」ではなく、民主的手続きに沿って、異論があるのを認め、合意できるところは合意するのが日本国のためによいだろう。次のことは誰でも日本人なら合意できると思う。

1.震度7で壊れては困る(地震国に建てる原発の最低条件)、
2.少し高い津波が来たら爆発してもらっては困る(多重防御をする)、
3.原発の電気を受け取るなら、核廃棄物も受け取る(大人なら)、
4.120万本以上の核廃棄物を子ども達に任せたまま原発を再開しない、
5.事故が起こったら発電所から直接消防に連絡する(企業の社会的責任)、
6.事故が起こったらNHKは事実をそのまま報道する、
7.スピーディーなどを隠さない(隠蔽体質を変える具体的システム)、
8.逃げるためのバス、マスク、ヨウ素剤、疎開先の学校を準備する(救命ボート)
9.汚染された農作物などの食材を出荷しない、
10.被曝の限度は法律を守る(法律を隠さない)、

まずこれらを合意し、具体的な議論を専門家で進め、その結果を国民に提示して合意ができるかが「民主的手続き」である。最後は国民投票をして、この困難な問題を解決するのが適当と考える。

                             (平成24年5月28日)

原発再開の条件を武田邦彦氏が提示されました。

各項目とも当然のことです。

これらの条件を満たし、もしもの時の対応が守られるなら

原発再開も納得できます。

それだけの覚悟がなければ、性急に再開すべきでないと思います。

 

武田氏が何が何でも原発反対ではなく

筋が通っていたなら、それを認めようということがわかりました。

 

しかし武田氏の主張を認めず、様々なバッシングで攻撃する輩もいるようです。

おそらくそれが武田氏が体調を崩した一因でないかと思いますが

テレビ等の報道と違うからとバッシングするのは卑怯です。

 

私たちは新聞や、テレビだけを信じるのは危険だということを知るべきです。

そして現実を冷静に見、あらゆる情報から考え、判断すべきではないでしょうか。

 

 

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武田邦彦氏 専門家は誠実に・・・99.9%除去というのは意味が無い

2012-05-28 09:10:22 | リンク

http://takedanet.com/2012/05/999_8a05.html

島田市の瓦礫焼却について、私のブログの記事について島田市が「間違っている」と言い、その一つの理由に、「安全性の目安となる値(排ガス:セシウム134は20ベクレル/m3、セシウム137は30ベクレル/m3、焼却灰は8,000ベクレル/kg)を大きく下回っており、安全性の面で全く問題ありません。また、排ガスのばいじん濃度も定量下限(0.004~0.005g/m3N)未満であり、バグフィルターのばいじん除去性能が正常に働いていることが確認されています。」とあります。

 私自身は批判ぐらいはかまいませんし、島田市が瓦礫焼却をするのが適切かどうかは、島田市の人や周辺の人がご判断されることで、島田市や私はその判断に役立つために、正しい情報を提供することが役割です。島田市も市民の健康を犠牲にして瓦礫を引きうけようとしているのではないとおもいます。

 その意味では、市民に示した上の文章は訂正してもらいたいと希望します。放射性物質が他の物質と違って「目に見えないほどの量が危険」という特徴があります。たとえば、島田市は「バグフィルターの除去率が99.9%であり、煤塵濃度は0.004~0.005g/m3N以下だから大丈夫」としていますが、セシウム137は1グラムあたり3兆ベクレルですから、仮に0.003gでも1立方メートルあたり100億ベクレルになり、同じ文章の安全性の目安とされる30ベクレルの実に3億倍になります。

 つまり、「排ガスのばいじん濃度も定量下限(0.004~0.005g/m3N)未満であり、バグフィルターのばいじん除去性能が正常に働いていることが確認されています」という内容は専門的に言うと、「だから危険なのだ。とうてい焼却できない」ということになり、この時の除去率が99.9%とすると、現実は99.9999999・・・%でなければならないということなのです。

 つまり、重量で示した「ばいじん除去性能」というのは「放射性物質がどのぐらい漏れるか」という点では何の意味も無い数値ということを示しています。専門家にとってはあまりに簡単なことを説明を聞く人が「グラムとベクレルの換算が出来ない」として説明するのは誠実みがありません。

 排ガスに含まれるセシウムについては、フィルター性能から計算したものではなく、投入量と捕捉量からマスバランス計算でだしたもので、それは島田市も充分にしっています(私以外にも計算値を市に示している方がおられます)ので、回答自体が正確ではありません。なぜ事実と異なることを公共機関が回答するのかはまた検討が必要です。

 多くの自治体が「ばいじん除去性能」を瓦礫処理に際して市民に示していますが、一般の煤塵と放射性物質では健康に及ぼすレベルが全く異なります。どんな数値も誠実でごまかしのない数値を使ってもらいたいと思います。私は瓦礫の処理に反対ですが、自分に不利な数値もそのまま使います。それが国民に対する専門家の誠意と義務です。

 また最近、自治体の公務員の人で国の方針や市長の命令だからというので市民に事実ではない言動が見られますが、自治体はその自治体を構成する市民のためにサービスをしているので、職務の命令よりもともとの職務の義務が優先します。これについては慣例でも判例でも示されていますので、公務員の倫理をもう一度、思い出してください。

                             (平成24年5月26日)

 

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武田邦彦氏のブログより (速報)北九州報告・・島田市と併せて

2012-05-25 21:34:25 | リンク

http://takedanet.com/2012/05/post_cffd.html

(思想を含まず、科学的に整理しました)

  北九州市で瓦礫が焼却されました。前後の線量率変化を整理してみます。まず観測点1では、次のようになったようです。

 焼却開始前の線量率 北九州市民家  最低0.05―平均0.06―最高0.09μS/h
2012年5月23日から24日   日明焼却場で瓦礫焼却
同年   5月24日から25日   新門司焼却場で瓦礫焼却
焼却後線量率    北九州同一箇所  最高0.14μS/h

  ・・・・・・・・・
北九州市はやや自然放射線が高いところですが、福島原発事故前は0.04μS/hだったと推定されます。従って、事故後、いろいろなものが運搬されて約1.5倍になっていると思われます。それに今回、瓦礫を焼却したので、データからはさらに少し上がっています。推定では2倍程度になったと考えられます。

  すぐ逃げなければならないということはありませんが、瓦礫の焼却は中止した方が良いでしょう。

 ・・・・・・・・・
一方、他地区に先行して瓦礫焼却を行った島田市ではセシウムの漏洩が見られています。

この表は実測を元に島田市の方が計算したもので、瓦礫の中に含まれるセシウム137が34.3万ベクレル、そのうち、最終的に無管理状態で空気中に飛散したのが11.2万ベクレルで、捕捉率は32.7%で、瓦礫の中に含まれていたセシウムの約3分の1が島田市の大気に出ています。

  一般ゴミの場合の固形物の捕捉率は99.9%ですから、セシウムが捕捉しにくいことがわかります。セシウム134はこれより少し少なく、ストロンチウム、プルトニウムは測定されていません。

  また、島田市の瓦礫焼却による島田市の空気中の放射線量については、京都大学の方が測定を行っており、次のグラフが公開されています。

  これによりますと、島田市の松葉に付着した放射性セシウム量は焼却によって平均1キログラムあたり3ベクレルほど上昇しています。牧之原市、静岡市については変化が少なく、ハッキリはわかりません。

  以上のことから、島田市においても瓦礫の焼却を続けると汚染の拡大が心配されます。特にセシウムの他にストロンチウムやプルトニウムを含むものが東北の海岸線などからもたらされた場合の影響はまったく不明です。

  ・・・・・・・・・

  瓦礫の中には放射性物質が含まれており、受け入れ瓦礫ばかりで無く処理プラント(放射性物質を取り扱う許可を得ていないプラント)内で1キロ100ベクレルを超えることは法律的に認められていません。従って、北九州市も島田市も法律違反であることは間違いありません。

  文科省が公開している1キロ100ベクレル(正式には1年10μS/h)を超えるものを扱った場合の罰則を文科省の図をそのまま示しておきます。

  このように「福島原発以前」なら、北九州市長も島田市長も懲役か罰金になる可能性のある行為ということになります。今朝、テレビを見ていましたら、「瓦礫の搬出に反対する人は論理的ではない」との発言がありましたが、その理由は「測定しているから」ということですが、測定値を見ると「法律違反」ですから、「お上が測定しているから、庶民は文句を言うな」というのでは封建主義のようなものです。

  瓦礫を引きうけるとその土地が汚染されるのは当然で、「東北の人の恩に報いるために、自分たちの子どもを被曝させる」ということですから、まさに「国のために死んでくれ」を連発した戦争前に戻ったようです。

  なお、福島のお母さんは「自分たちの苦しみを他県のお母さんに経験させたくない」と瓦礫の搬出に反対しています。誰のために、何のためにやっているのか、市長の腹の中が見えるようです。

                              (平成24年5月25日)

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被災地瓦礫に異物混入 この事実は何を物語っているのでしょう?

2012-05-25 21:05:22 | つぶやき

異物混入「あってはならない」=静岡・島田市の震災がれき処理で―環境相(時事通信) - goo ニュース

細野豪志環境相は25日の閣議後記者会見で、静岡県島田市が受け入れた東日本大震災のがれきの中に処理の対象外となるコンクリート塊などが混入していた問題について、「あってはならない。安全性に問題はないが、被災地と受け入れ自治体、国との信頼関係に関わる」と述べ、がれきの発生元である岩手県の達増拓也知事に電話で再発防止を求めたことを明らかにした。 

 

試験焼却の時、あまりにも均等にされた木材チップに驚いたのを覚えています。

しかし、あれは最初だけだったのですね。

危惧されていた事が、こんなに早く起こるとは・・・。

最初はほとんど汚染されていなく、そして見た目もよい瓦礫も

どんどん下の方に積まれた瓦礫はいろんな物が混入し、

そして放射性物質も雨と共に下に流れ、

汚染された瓦礫が多数全国各地に拡散されるのではないでしょうか。

今、各地で反対派が抗議していますが、彼らを非難できません。

彼らはこの様なことが起こる事を危惧しているから命がけで抗議しているのです。

 

この様にずさんに管理され、緊張感も薄れ

そして山積みされた瓦礫が、ドンドン機械的に、流れ作業で日本中ばら撒かれる事を危惧しているのです。

 

被災地のがれきを全国で引き受けることは

「絆」と「助け合いの精神」とは関係ありません。

 

放射線汚染を恐れ、幼い子供たちと関西以西に避難された

被災地の親御さんたちの苦労を思えば、

安易に、放射性物質で汚染されている可能性のある瓦礫を引き受けるのはどうかと思います。

もっと別の方法で被災地の方々を助けることを考える方が先決だと思います。

 

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がれき試験焼却 焼却灰の放射能濃度を測定

2012-05-24 12:55:08 | つぶやき

がれき試験焼却の北九州市、放射能濃度を測定(読売新聞) - goo ニュース

東日本大震災で被災した宮城県石巻市のがれきの試験焼却を始めた北九州市は24日、同市小倉北区のごみ焼却施設・日明(ひあがり)工場で焼却灰を採取した。

 市内の分析機関で放射能濃度を測定し、28日頃に結果を公表する。

 同工場では23日から試験焼却を開始。25日までに2か所で計約80トンを燃やす。

 採取作業は午前9時頃から始まった。市の担当者ら14人が、ばいじんを除去するフィルターに付着した飛灰や焼却灰をスコップで約1キロずつ採取。焼却灰を一時保管する灰ピットなどで放射能の空間線量率も測った。いずれも自然界で検出されるレベルだったという。

 市は、焼却灰の放射能濃度については、1キロあたり最大330ベクレルを安全基準として設定しており、採取した灰がこの範囲内かどうかを確認する。

 

焼却灰の放射能濃度を測定するらしいですが、

昨日焼却したのは100%被災地のがれきではありません。

北九州市の普通ゴミに混ぜて焼却したのです。

全体の10%の被災地のがれき。

測定値を10倍して考えるべきでしょうね。

そして、運送費、焼却燃料費、人件費・・・諸々の必要経費も当然公表すべきです。

 

それらの経費は税金で賄うことになるのでしょう。

全国津々浦々にばら撒かれ、それぞれに経費がかかるわけです。

 

このことは感情論で判断すべきではないと思います。

自然界への影響、すなわち大気、農地、そして海への埋め立てなら海洋への影響。

そして、様々な必要経費。

 

広域処理では色々とリスクが大きいと思いますが、皆さんはどう思われますか?

 

 

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