人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

伊豆の国市散策⑧ --蛭ケ小島の夫婦--

2022-12-31 11:09:26 | 日記

今回の伊豆の国市散策の〆は源頼朝が配流された蛭ケ小島でしょう。やはり外せませんね。写真は蛭ケ小島公園にある頼朝・政子の夫婦像です。この像のタイトルがなんとも、ほのぼのとしていて気に入りました。地元の方の二人への愛情が伝わってきます。そしてこの像は公園の方を向いているのではなく、公園の端に置かれ、富士山を眺めています。後ろ姿ですが「いずれ頂上を目指すぞ!!」という夫婦の会話が伝わってくるようです。実際この夫婦ともに征夷大将軍と尼将軍になるのですから恐れ入ります。

説明書きには、頼朝と政子の結婚は治承元年(1177)。頼朝31才、政子21才二人はこの地で結ばれる。日本史上にその名を残す二人の若き日の姿であるとありました。実際3年後には平家討伐の旗上げをするわけで、どうなるか分からない男に生涯をかけた政子の決断は凄いとしか言いようがありません。

『愚管抄』を書いた慈円にして「女人入眼の日本国、いよいよまことなりけりと云うべきにや(日本という国は女性が仕上げする国である)」言わしめた女傑ですね。この政子を神功皇后に、弟義時を武内宿禰にたとえられますが、実際北条政子というひとりの女性が嘉禄元年(1225)まで長生きしたことが、鎌倉幕府が150年も長い間続いた最大の功績だったと思います。

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