令和7年1月1日。今年の初詣は源氏山にある葛原岡神社に行きました。自宅から鎌倉山を越え、梶原の山の上ロータリーから山崎・台峯緑地管理事務所を過ぎ、源氏山公園に至る行程です。歩いた時間は1時間強。いつも初詣は鶴岡八幡宮でしたが、混雑を嫌い、静かな参拝を選びました。社殿のまえでは神主さんにお祓いしていただき、心静かにお参りできました。さらに「霊峰富士山展望台」の案内に誘われるまま社殿脇の道を上りますと、そこから藤沢市街のむこうに富士山が見える絶景が広がっています。これまで葛原岡神社には何度もきていますが、ここから富士山を拝めたのは初めて。どうも山頂の真下に建物が建つらしく、それに反対する市民の方が積極的に開放したようです。
この葛原岡神社は日野俊基公を祀った神社で明治20年(1887年)の創建です。日野俊基公は1332年にこの葛原岡の地で処刑され、辞世の句と辞世の詩を遺しています。
秋をまたで葛原岡に消える身の露のうらみや世に残るらむ
古来一句 無死無生 万里雲尽 長江水清
最後に富士を望み、そのはるか遠くの京都を偲び、辞世の句・詩を詠んだものと思われます。
その展望を遮るような無粋な建物が建てられるとは?俊基公も悲しむと思いますね。残念です。
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