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五所神社は鎌倉の材木座にある神社ですが、唐獅子牡丹とどんな関係があるのか、興味ありますよね。最近同じ材木座にある光明寺に高倉建の記念碑が造られましたが、そのつながりではありません。五所神社にある御神輿に関係あります。
五所神社の神輿蔵には三基の神輿が格納されていますが、三番神輿の屋根に付けられている花飾りが何の花かが話題になりました。蓮の花のようにも見えますが確信が持てません。神社を管理している方に伺うと、本殿の屋根の飾り物を見てくださいと言われました。一つは、獅子の置物。もう一つは牡丹の置物。まさに唐獅子牡丹。冗談かと思いましたが意味があるようです。
臨黄ネットというサイトを見つけ、その中の『南禅』平成11年1月号の「牡丹に唐獅子 竹に虎」という法話がありました。
あなたの依所(よりどころ)は、なんですか。あなたが安住して身を寄せられる安住の地はどこにありますか。
獅子は百獣のの王。その獅子がただ一つだけ恐れるものがある。それは、獅子身中の虫。我々の体毛の中に発生し、増殖し、やがて皮を破り肉に食らいつく害虫です。ただこの害虫は、牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまいます。そこで獅子は夜に、牡丹の花の下で休みます。獅子にとっての安住の地がそこにあります。
この話をどう捉えるかは皆さん次第ですが、五所神社の例祭では、牡丹の花飾りのある三番神輿は、夜になると、神輿の周りに白粉をつけ、赤い着物をきた女装した男たちが、ふらりふらりと神輿に付き随うとのこと。このことの意味を聞いてはいませんが、なにか奥深い演出ですよね。ロマンがあります。
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