昨日の続き
そう云えば、もう一つ 行ってみたい所があると聞いていたのが風蓮湖。
普通は道の駅から見下ろすのだが、湖の直近、春国岱(しゅんくにたい)へ車を進めた。
ここは、超々 マニアックな場所で こんな所に車が入られるなんて知っている人は かなり少ない。
車が一台しか通れない 狭い小さな橋を渡ると右手には根室湾(海)、そして左手には風蓮湖が広がっているのが見える。
以前来た時には、木道を修理している最中だったが、この日は立派に完成している様子なのに立入禁止になっていた。
後で知ったのだが、どうやら熊が出たらしい。
そして、ここにも現れたキツネ。
キツネは珍しくて滅多に見られるものでは無かったのに、ここ数年 遭遇する機会が増えた。今日も3匹目だろうか。
国道を厚岸の道の駅まで戻り炭火焼きのコンロを貸してくれる「炙屋」で牡蠣を食べることになった。
そこで何と私の誕生会。車のナンバープレートが私の誕生日と知って急遽お祝いしてくれることになったのだ。
この年になると誕生日なんか嬉しくは無い。
むしろ 無ければ良いのにと思ってしまうのだが、「御馳走してあげる」と云われ、生まれて初めて食べたアワビは少し焦げてしまったけれど・・・・・
でも、この年になって家族以外に祝ってもらったことなど無いので・・・・何と云うか・・・・とっても感激(涙)
釧路のホテルへお二人を送り、自宅へ戻った途端、家内と娘から手渡された包み。そして「おめでとう」の言葉。
だから「もう お目出度くはないのだ」と言ったもののプレゼントだけは嬉しい。
家内からはタオル地のハンカチを三枚も。
娘からは 達人手作りの高級靴下を一足。
そしてテーブルにはケーキが用意されていた。
だから娘を捕まえて 強制ハグ。
「最近 前頭筆頭並の身体だったが、益々磨きがかかってきたようだ」
ハグした途端 何処かから行司が出てきてもおかしくないような体型だ。
そして 家内にも久しぶりでハグ。これも強制だ。
「アレッ? こんな感じだったっけ?昔はもう少し細かったような・・・・」
ブチュッを試みるが顔を反らして必死の形相で逃げられた。
まぁ良いや、誰もオッサンのブチュッなんか欲しくはないだろう。
寂しい気持ちで自分の部屋に入ってパソコンを立ち上げた。
疲れてはいるけれど、日記だけは書かなくちゃ・・・・・。
もしかしたら、パソコンの向こうには私のブチュッを心待ちにしている人が一人や二人いるかも知れないのだ。