北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ミルク飲み オッサン

2016-07-20 21:22:45 | 日記
麻酔から完全に覚めたのは昼頃だった。
先ず確かめたのは、ジェームスが切除されていないかどうかだ。

そっと手探りで その存在を確認して一安心。
先から太い管が出て絆創膏で動かないように固定されてはいるが、どんな状態であれ そこに居てくれるだけで嬉しい。

2000ccもある巨大な点滴の袋が吊るされ、ポタポタと私の腕に入って行く。
一方、ジェームスから出ている管からは どんどん尿が出てきている。

この状態は、そう 昔懐かしい「ミルク飲み人形」と同じだ。口から入れた水がお尻から出てオムツを濡らす。

違うのは「良い子でちゅねぇ」と抱き締めてくれる人が誰もいないことだ。


オッサンは孤独には馴れている。

(パフパフもレロレロも無くたって生きていけるわい) と強がってはみるのだが、寝たままで寝返り程度しかできないのはかなり辛い。

点滴の入っている腕を曲げずに、ジェームスから出ている管が引っ張られないように気を付けながら寝返りをうつのだが、その度に「痛てて・・・」と声が出る。


術後3時間で水を飲む許可が出た。酸素マスクも取れたし手術後の経過としては順調のようだ。

様子を見に来た看護師さん二人に「スパカツ」食べに行くから外出許可証を と冗談云ったら「一緒に行く行く」と小躍り。

笑顔が可愛すぎて、ホンモノの看護師なのに看護師の制服を着た「お店の人」に見えてしまった。

色気に負けてジェームスが目覚めてしまったら出血するんじゃないかと心配になった。

だから 心を落ち着け無我の境地。

色即是空、空即是色。南無南無南無南無・・・・