北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

摩周湖へ そして別れのとき

2016-07-10 09:19:21 | 日記

昨日の続き。

野付半島から摩周を目指す前に寄らなければならない所がある。
昔、Tさんの娘さんがバイクで北海道を周った時に立ち寄った開陽台と裏摩周だ。
だから今回は是非寄って娘さんに勝ちたい気持ちがあるのだろう。



開陽台は地球を丸く感じられる展望台だ。



階段をヒーヒー上がった所に何かの制服を着た美人が二人。何なのだろうと気になるのだが、長い階段を上がったばかりで話しかける余裕はない。







どうやら中標津空港に下りたチャーター機の操縦士とスッチーらしい。
それじゃ「目の前で倒れたら『マウス トゥ マウス』で介抱してくれたかなぁ」と云ったら「お客じゃないから そこまではしない」とTさんがバッサリ。

「大丈夫ですか?」と膝の上に頭を載せてくれるだけでも良いかなぁ・・・・なんて思ったりしながら摩周湖を目指した。



しばらく走っていると前方を横切る黒い影。牛よりスピードが速くキツネよりは かなり大きい。だから もしかしたら・・・・・熊?、いや絶対に熊だよ。

裏摩周は、木が茂って見通しはイマイチだった。



ついでに寄った神の子池はまあまあ、良かったのかな?





そして摩周湖を半周して辿り着いた第三展望台。お二人とも ここは初めてのようで美しい湖を見下ろしていた。







第一展望台を経て釧路へ戻ったのだが、時間があれば本当は湿原の西側を歩こうかと思っていたのだが、夕闇が迫っていたのでパス。




翌朝、SさんはJRで帰って行った。北海道新幹線にも乗るらしい。

Tさんは15時の飛行機だと云うので市内の春採湖へ連れて行った。

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遊歩道の坂道を上がった時に遠くから響くゴンゴンゴンと云う機械音。
これは全国でここにしかない石炭列車の音だ。



これを見せたくてここに来たのだ。


海鮮丼での昼食後 海を見てから空港へ向かった。



車のトランクから荷物を下したら それが苦手な別れの刻(とき)だ。

「じゃあね」と笑顔で手を振れただろうか?

少しずつ小さくなっていくTさんの姿をルームミラーで見つめながらアクセルを踏んだ瞬間、この4日間の出来事が 思い出に替わった。


さて、私 手術入院のため一週間程 休ませて頂きます。昨年から三回目の手術です。通算では五回目の手術になります。
全く慣れると云うことはなく、私から未来が逃げないで欲しいと願いながら いつも手術室へ入ります。

今回だって 大丈夫、一週間後にまた逢えますよ、きっと。