令和6年元旦。
飛んでもない年明けになった。
能登半島で震度7、M7.6の巨大地震が発生し石川県内だけでも現在48人の死亡が確認された。
地震発生とそんなに間を置かず津波注意報ではなく警報が発表され海や川沿いの人に避難の呼びかけがされているのに、何故だろう海の方に向かってゆっくり歩く人の姿がテレビ画面に流れた。
海の方向から来る人に何かを云われているのに無視して海へ向かうアホ。
「何しているんだバカ、早く逃げんかい」とテレビに向かって絶叫する私。
テレビの女子アナだって普段のような丁寧な言葉は使わず「テレビを観ていないで早く逃げて」と絶叫したのは命を少しでも護るための必死さだ。
それなのに「叫び過ぎだ」とダメ出しをする視聴者が居たのには驚きだ。
そして今、新千歳から羽田に降りたJAL516便が滑走中に海上保安庁の航空機と衝突炎上している映像が流れた。
JAL機は滑走しながらかなり激しく機内からも火を噴いている。
これは、逃げ遅れた人がいるかも知れないと思ったのだが、何と乗客乗員の全員379人が無事に脱出したとの情報が入った。
これは絶対訓練の賜物だ。
「CAさん、お見事。」
私はまたテレビに向かって叫んだ。
※ 海上保安庁の機体には6人乗っていて一人は脱出したが5人の安否が不明だという。何故その期待が同じ滑走路にいたのかも謎だ。
※2、海上保安庁の機体に乗っていて安否が確認できなかった5名の方が死亡したことがわかりました。
地震の被害地に物資を運ぶ任務だったようです。謹んで亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。