天気予報では雪が降るなんて言っていなかったのに、驚くことに深夜二階の窓から見下ろした屋根や道路は白一色に変わっていた。
(大外れじゃねぇか)と聞こえはしないのに気象予報士へ悪態を吐き、ついに今季3回目の雪かきを覚悟して寝たのだが、何と2センチ程の降雪で済んだようで溶ける派の私は大喜び。
凍り付くこともなく車の窓ガラスに積もっていた雪は静かに姿を消した。
テレビのニュースで流れたが、北海道の西部にある札幌では何と37センチ。
そして小樽では記録的な大雪で80センチも降ったと云う。
青息吐息で除雪する小樽市民は、「もう許して。雪の無い所へ引っ越したい」と呪詛の言葉を吐いていた。
私は聞こえもしないのにテレビ画面に向かって
「こちらへ いらっしゃい。空き家が沢山あるよ」と話し掛けた。