6日は実に良い天気、行楽にも最高の日和である。しかし、今日は新しく作った水槽の側面に水が漏らないよう防水セメントを塗らなくてはならない。どの仕事でも、遣ってみると難しい。特にこの左官仕事は本当に難しい。まだ、地面にコンクリートを張るだけなら、それほどでもないが、この側面に薄く均一に張って行くというのは、素人には至難の技である。
学生時代にアルバイトで人夫の仕事をしていた時、道の則面に石を積んでいく仕事の手子をした事があったが、この時、監督から「石仕事と左官仕事は特殊な技術なので日当も特別高いのだ!」と聞いたことがあった。コンクリートやモルタルを練ったり、運んだり、これは重たく汚れる重労働である。壁に塗りこんでいく時はコテの力の入れ具合で薄くなったり、凸凹になったり、剥がれて来たり、難しいものである。
今はホームセンターにいろいろ道具が売っているので、最初から砂を混ぜ込んだセメントを買い込み、速乾性の溶液を少し足して水で練りこんでいく。コテは、最初は少し弾力のある物を使ったほうが旨く くっつく、仕上げに金コテで表面を奇麗に整えていく。ずーっと中腰の姿勢なので終った時には腰が痛くなった。最近は少しお腹周りがスマートになったのでまだ良かったが、半年前であれば、お腹が支えて、この中腰の座り仕事が一番キツかっただろう。