梅田阪急での「職人展」を終えて翌日は、姫路にやって来た。「沙羅双樹」というお店で来年個展をする事の打ち合わせと下見に来たのだ。初めての地なので、姫路駅までスタッフの揖澤君が迎えに来てくれた。お互い顔がわからないので、姫路駅の改札で、「お互いにこの人ではないかな?」と思いつつ、どちらもよう声を掛けれない。携帯電話で呼び出して見ると、やはり、目の前の彼であった。
姫路駅から車で30分ほどの夢前町と言う所にお店はあった。姫路も小さな町なので30分も走ると随分のどかな景色になる。「夢前川?」の畔に、まだ出来て間もない立派なお店と工房が見えてきた。ここは染色と縫い工房が本業で、我々と同じように全国のデパートなどの展示会に出店している。
オーナーの青木さんはエネルギッシュな人で、服のデザインからお店でだす料理、又、他店舗で輸入雑貨を扱ったり、展示会の企画などもこなすマルチ人間である。一見すると、怪しい髭を生やし、独特のムードを持っているが、人間味がある人だ。お店と、服の製作をしている所を見せていただき、昼食を御馳走になる。来年6月に個展をする事を決め、お邪魔した。
私の送り向かいをしてくれた揖澤君は、随分乗りの良い人で、話していて楽しい。将来は自分でも経営者になりたくて、今勉強してるそうだ。前向きな生き方が伝わってくるので、将来が楽しみだ。彼の案内で姫路城の前を通ってもらった。「遠くから見る城の美しさ」私は大きいのだがとても「可愛いお城」という印象を持った。
来年、姫路に来た時はゆっくりと姫路城の中も見てみたいものだ。駅まで送って頂き、この日は、姫路、岡山、出雲と移動ばかりの日であった。