上野の森美術館にやって来た。
先日、何気なくテレビをつけたときに、漫画家「井上雄彦」がインタビューされていた。
彼の書いている「宮本武蔵 バカボンド」は、登場人物一人一人の心の動きまで描き出していて面白い。なるべく吹き出しのセリフを少なくして、絵の中から読者に考えて貰おうとしている様だ。そんな彼の作風が好きだ。
「漫画家が美術館の広い空間を使って、どんな展示会をするのだろう?」と、気になっていた。
入ってみて、圧倒的な迫力と、細部にいたるまで計算された演出、回廊を進むにつれて、一つの物語になっており、見るものに語りかけてくる。
「マンガで此処まで出来るのか?」
入場者の中には、外国人も沢山居る。ホント、マンガ文化は世界に誇れる文化である。
判りやすく、ストーリー性もあり、圧倒的な迫力で訴えてくる。
会場を出た後も、余韻を引きずって‥‥
是非、お奨めの作品展である。東京に出た折には一見の価値はある。