お客様のオーダーで、お煎茶に使うお茶道具を入れる提藍を製作中。上下2段の籠に蓋が付く、合計3段になる物である。
細長い網代編みの生地を作り、左右をつなげて筒状の編地を作るのだ。
今回苦労したのは、側面に模様を入れたので、要望の寸法の中に、模様をきちっと合わせ入れることだ。無地の網代編みであれば、寸法の所で編み終わりにすれば良いのだが、模様の入った時は、模様仕舞いが編み終わりに為るように持ってこなくては為らない。
この、王冠の様に見える編地も上下を切りそろえて、縁を付けるとこんな感じです。
これが側面になるのですが、こういった提藍には底板がいる。薄いベニヤ板に編地を貼り付ける。無垢板だとそりが出てくるので、ベニヤ板が良い。
ベニヤ板に編地を接着剤で貼り付け、プレスを掛けるのだ。昨年までは、別府市内にある「竹工芸訓練支援センター」にあるプレス機で1トンほどの圧力を掛けに行っていたのだが、今回は、自分なりに簡単に出来ないか?とちょっと工夫してみた。
編地の上に底板に接着剤を塗り、貼り付ける。2枚のコンパネで挟み込み、ガムテープで止める。それをプレス機の変わりに、車の重さでプレスすることにした。
屋外に置くことになるので、夜中に「もしも、大雨が降っても困らないように!」と、ビニールで包み、タイヤの下に敷きこんだ。
一晩、車に轢かれていたのだ。きっと旨く行くはずである。
果たして、旨く行ったか?どうかは、これから開いてみないと判らない。
でも、きっと大丈夫!
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