秋になって、出張がなくなりました。
この時期は、来シーズンに向けて、売れ筋商品の補充をしたり、試作をしたり、工房に篭って、制作活動に嵌っています。
今週は、ご注文を頂いた「手提げ籠」の制作です。
ご注文を頂いたお客様は、いつも周りをぱっと明るくしてくれるような素敵な方からのご注文です。
どんな方に使って頂くのか判っているだけに、作品つくりも楽しいものです。
我々、物作りの職人は、使い手の喜びと、作り手の喜びが、一つに成るような物作りをしていかねばなりません。そういった意味では、使って頂く方が、事前に判っている直接販売が理想ですね。
これは、底辺を編み上げ、焼きコテで起こし上げた所です。
門の部分の左右になっているヒゴを編み上げ、全体の側面がつながるようになります。
大きさは、32センチ×25センチ、思っていたより編みあげて見ると大きなものです。
今回は、側面に模様を2段ほど入れて、編みあげて行くつもりです。
昨日は、縁をつけ、縁の下に、籐を入れる穴を開けている所です。
目打ちをガスバーナーで真っ赤になるほど炙り、縁の下に差し込んで行きます。
竹の編地を焼ききって行くのです。この方が、ドリルで開けるより、ヒゴに割れが来ないのです。
網代の作品は、正確さと丁寧さが勝負です。
◯◯さん、もうすぐ出来上がりますので、もう暫くお待ち下さいね。
このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!
ワンクリックありがとうございました。