高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

千客万来

2012年10月16日 06時07分52秒 | 安心院

今月は、出会い・再会の季節なのだろう。
先日は、大阪からイチローさんをお招きし、劇的な出会いを目の当たりに見て、
昨日は、遠く宮城県から、愛媛県から竹細工の関係の人が遣って来た。

Cimg0995 御ふたりとも、京都の伝統工芸大学校の竹工芸課の卒業生である。
以前、私が京都伊勢丹で展示会をしている時に、見に来てくれたお二人である。

卒業後は、女性の秋山さんは、宮城に移り、現在は篠竹を使った、東北地方の竹細工の修行中、
男性の武智さんは、愛媛に移り、工房を開かれて頑張っておられる。

最近は、お二人ともフェイスブックをしているので、その中でやり取りをさせてもらっている。

二人とも、非常に熱心な方で、午後1時にやってきたのですが、私どもの工房のすべてが物珍しく、興味津々で勉強しているうちに、午後の半日をすっかり過ごして行かれた。
私の所では、竹細工の後輩の人などが、よく見学に来るが、基本的には、何でも見ていただき、聞かれたことには、すべてお答えしている。
これは、自分自身が、他の土地から移り住んできたのに、大分の人たちに可愛がられ、ここまで育てて頂いてた。その恩返しの様なつもりで、与えて頂いたものを、今度は、お渡しする番だと考えているからです。

武智さんが、現在制作している作品を持ってきて、「批評して欲しい!」と、いう。やはり、一人でやっていると、自分のやっていることが良いのか?悪いのか?判断がしにくくなってしまうのです。
遠慮なしに、思った事を言わせて頂いた。また、こうすればもっと良くなると思いますとアドバイスをさせて頂いた。

「籠を作っている時は、寝るのも忘れて楽しくて仕方がない。」とおっしゃる、そんな時は、いろんな事がどんどん身について行きます、精一杯楽しんで、これからも良い作品を作っていってくださいね。。。

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