6月14日(土)に開通する「東京メトロ副都心線」に向けて準備が進んでいる。池袋から、新宿、渋谷と埼玉方面から神奈川まで一気に商圏が広がる新しい流れが生まれてくるのだ。どのデパートも新規のお客様を取り込もうと、あの手この手でイベントを組んでいる。東急東横店では、タレントの假屋崎省吾の「花の祭典」が行われている。
12日から始まった「夏の粋、夏の技展」は静かな滑り出しで始まった。渋谷の街は109などの若者ファッションに代表される様に派手な格好をした若者でごった返している。しかし、デパートに上がり込んでくるお客様はそれとは正反対のお年寄りばかりである。2階以上には若者が入ってこれない様なフィルターが付いているのだろうか?
今回は池袋に宿を取り、早速の朝歩き、初めて池袋以北を歩いてみた。山手線に沿って池袋から大塚、巣鴨へと。ゴミゴミした池袋を過ぎて、大塚あたりに来ると急に静かになる。昔見た、映画「神田川」の世界に入り込んでいく様だ。
池袋から巣鴨まで約4キロ、お年寄りが集まる「とげ抜き地蔵で有名な所である。巣鴨に住んでいる人がお年寄りばかりではない、若い人も子供も居る。集まってくるのがお年寄りなのだ。今、何処の商店街も衰退して閑古鳥が鳴いていると言われる中、この巣鴨の商店街はお年寄りで賑わっている。やはり、何か一つに特化しなくてはダメなのか?! 高齢者社会と呼ばれて久しい、お年寄りのメッカとして確立された巣鴨商店街。扱う商材もお婆ちゃんの心をキュンと引き付ける物や年寄り好みの食べ物や嗜好品を集めている。巣鴨名物せんべいや七味唐辛子など‥‥。
朝歩きを終えて、ホテルに戻りシャワーを浴び、二日目の東急東横店の会場へ「アレッ、此処は巣鴨だったっけ?」と思うほどお年寄りしか居なかった。