高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

国技館

2008年07月03日 06時00分00秒 | 出張

日本橋三越での「匠の技展」初日も沢山のお客様にきて頂き、リピーターの方や新規のお客様との出会いも沢山ございました。地方のデパートでの催事1週間分くらいを1日で上げてしまうのですから大したものです。

20080702060624 昨日、フィレンツェの落書き問題をブログに書いた後、朝歩きに出かけたら、何と「ボルチェリーノ」を見つけた。

この「幸運を招く猪」は、あの落書き問題の大聖堂のすぐ側の猪市場にあるもので、この鼻を撫ぜると幸運になると言われており、観光客がみんなで触るので鼻の頭だけが色が変わっている。全く同じものが東京の日本橋のビルの玄関に置いてあった。何たる偶然か?

そんな事を思いながら、隅田川までやって来た。今日は昨日と反対の川沿いを上に登ってみた。両国橋を渡ってみると、其処は相撲の町だ。目の前には国技館。

20080702062411 国技館の後ろには、味気ないドコモの高層ビルが建っている。ドコモも無機質な真四角なビルを建てるより、外装を相撲取りにするとか?サービス精神を持ったビルを建てれば良いのに!

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違和感

2008年07月02日 05時33分02秒 | ブログ

朝ニュースをつけると、何処かの高校野球の監督がイタリア・フィレンツェの教会に落書きをした為、監督を退職しなければならないと報じていた。「えー、本当かい!嘘だろう!」なんか、違和感を覚える。確かにやった事は軽率かも知れない、でも、軽い気持ちで犯した罪に其処まで過敏に制裁を加えなくてはならないのだろうか?それに、こんな事を全国放送のニュースで取り上げる事だろうか?

1122_014 彼が行ったフィレンツェの教会には昨年私も行った所だ。そこで、現地の人間に騙されて軽い気持ちで落書きをしたとしても、その時の光景が何となく想像できる。確かに、軽率でありもう少し注意しなくてはならなかった。しかし、それを根彫り、葉堀り、突き詰めていったらどんなミスも許されないギスギスした社会になってしまう。

こんなアホな、社会現象を感じた時は「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

を覗いてみると、やはり、6月30日付けの「落書きに激怒するKYたち」という記事で取り上げていた。この大聖堂の柱は落書きだらけで、その建物の外では、観光客相手のイタリア人が落書き用のマジックを売っている。「外人が日本の神社の来て、おみくじを木に結び付けているのを見て、同じようにやって見ようと思った。」位の感覚ではなかっただろうか?

「自分の人生を振り替って見て、お前は間違いが無いのか?お前は完璧か?」と言いたい。敗者復活戦が無ければいけない。許される範囲がなければなら無い。人間ってミスをするものなのだ。ちょっとした事なら、お互い許せるよな!」それも、本人が忘れてしまっているような些細な事で、職を失い全国ニュースで取り上げられ、「日本人の恥」の様な扱いを受けるなんて、きっとこの人は社会をうらむ事になるのだろうな。また、新たな「恨みの種」を作った事になる。

昨日の三越の担当者、金子さんの朝の挨拶にもあったが、彼の基本的姿勢は「人間はミスを犯しますよ、でも、私たちみんなで間違いを犯さない様に、又、犯した時もフォローしますよ」という心のあり方、姿勢に尽きる。

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築地市場

2008年07月01日 07時35分08秒 | 出張

今回はいつもより一日早く、東京入り。そのお陰で30日の準備日は午後から準備なので、午前中にゆっくり時間が取れた。

20080630095106少し、霧雨の様な天気であったが、恒例の朝歩きに出かけた。日本橋から東に隅田川まで出た。川沿いにどんどん下り、新大橋、墨田大橋、佃橋、勝鬨橋と進んで行く。築地市場に初めて入ってみる。右から左から荷物運搬車やトラックがどんどん突っ込んでくる。勢いがある。体の30センチくらい先をビュンビュン通り過ぎていく。

市場の中にフラフラと入ってみると、小さな専門店が無数に並んでいる。買い物に来ている仲買さん、魚屋さん、それに私の様な個人客。

20080630094016 20080630094146 

20080630095518 20080630094642 マグロの半身、頭、目の玉、海老、蟹、おこぜ、平目、鯛、etc狭い通路をすり抜けながら見るものが面白く、ついつい時間も忘れて歩き回ってしまった。

20080630095822 市場の外にもいろんなお店が並ぶ、計りの専門店だったり、刃物や、料理の本ばかり扱っている本屋、道具や、土産物や、食べ物やも沢山ある。

20080630100232 

沢山の食べ物やの中でも、何重にもロープを張って状列の出来ているお店と、全然入っていないお店と、いろいろである。築地市場なら、やはりお寿司か、海鮮丼を食べたかったのだが、朝の散歩のつもりで出発したので、1000円くらいしか持ち合わせが無く、この日は印度カレーを食べた。「合い盛カレー、600円」

20080630101255 合い盛とは、左の半分がビーフカレー、右の半分が印度カレー、真ん中に千切りキャベツが乗せてあり、このキャベツをカレーと絡めて食べて欲しいと書いてある。

今回で下見は出来たので、次回来る時はやはりお寿司を食べよう!

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