Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

鹿島槍ヶ岳(2,889m)

2024-09-12 09:34:00 | 日記

9月11日は10年前、荒天で撤退を余儀なくされた鹿島槍ヶ岳に登りました。後立山連峰(だそう)です。このよく聞く後立山連峰ですが、実のところどこを指すのかよくわかっていなかったのでした。こんなに山登っているのにお恥ずかしい限り。





北アルプスには他にも表銀座、裏銀座、前回の黒部源流だの立山連峰、穂高連峰だの色々な地域の呼び名があります。広くて、複雑なんですね。前回、やっとあのあたりが黒部源流ということが、理解できました。実際に行って実感しないとわからないもんですね。



登り始めは天気も良く、途中、富士山見えた


さて、この後立山ですが、北は富山と新潟の県境、親不知から、白馬、五竜、鹿島槍をつなぎ、針木岳と蓮華岳の間、針木峠まで続く一帯を指すんだそう。立山連峰の東に位置します。結構これまでバラバラと登っています。今回は、立山の東の玄関口、信濃大町の扇沢から柏原新道を登り、爺ヶ岳、布引山経由、鹿島槍ヶ岳まで、ピストンの日帰りとしました。



奥が立山連峰で、立山の山並みや剱岳が見えるはずですが今日は雲の中


普通は山小屋泊で、五竜まで抜けるか、手前の大谷原に降りるコースを取るようですが、車の関係上ピストンになりました。



このあたりの沢も黒部川に流れ込みますが、前回の源流地帯との違いは、この水は黒部湖の下流に流れ込むということです


そもそも五竜に抜けるコースには八峰キレットという怖い尾根があって、そんな怖い場所嫌いの僕的には対象外!

ところで最近、フルマラソンを走ったり、黒部源流の縦走したりと足への負担が多くてどうも調子が悪い。特に半腱様筋(?)あたりが腿の付け根から膝まわり、さらに脹脛にかけて痛む。休ませれば治るんでしょうが、問題は、右が特に痛むと言うことです。僕の体も長年の癖からなのか、随分と歪んでいて、御多分に洩れず骨盤の位置が明らかにずれています。体が、逆くの字、に曲がっていて、右足に特に負担がかかります。これにお悩みの方はずいぶん多いらしく、骨盤矯正のクリニックはよく聞きますし、矯正のためのストレッチ講座もYouTubeでごまんとアップされています。と言うわけで、これまでの癖、右肩に背負う→左肩に、右足で立つ→左でも立つ、登りは左を多用などなど修正を試みてはいますが、なかなか効果は出ません。ストレッチも色々あってどれが良いのやらわかりません。誰か教えて~。



稜線上は残念ながら天気悪く、鹿島槍ヶ岳山頂はガスの中


布引山も


爺ヶ岳もガスの中



今日のコースは標高差2,400m、距離20km、コースタイム14時間で、これまでで多分1番きつそう。でも途中、種池山荘、冷池山荘と山小屋が二つもあるので、荷物は最小限、最悪は小屋止まりもできるので安心。とは言え、最初爺ヶ岳まで1,400m登った後、冷池山荘まで300m降り、その後鹿島槍ヶ岳まで500m登り返すコースを往復、というのはそもそも気が重いです。



爺ヶ岳への登り返し



鹿島槍ヶ岳も視界に捉えられません


雷鳥さんと出会えて良かった


行きの冷池山荘でコーラ、帰りの冷池山荘でコーラとカレー、種池山荘でぜんざいとコーヒーを注入して、2,000キロカロリーを補給。携行食と合わせて3,000キロカロリーを摂取しましたが、少し足りませんでした。お金はかかりましたがお陰で荷物も軽く、途中、昼寝までして楽しく歩くことができました。



帰りに昼寝した種池山荘


冷池山荘は爺ヶ岳から300m降った場所


下山後は、大町温泉の薬師の湯で、温泉、ダムカレー、昼寝(夕寝?)して、7時ごろ出発、4時間ほどで帰宅しました。



黒部名物ダムカレー


12時間歩いて4時間車を運転、と言う芸当ができるのは、体力のついた自分を褒めたいところですが、車の性能によるところが大きいです。昨今の運転支援は高速道路ではほとんど何をすることもなく、アクセルも踏まないので、足が攣ることもありません。眠くなりそうですが、かえってリラックスして疲れず、眠くなりません。特に、目の悪い僕的には夜の運転が自分でするより遥かに安全であることが、行動範囲と行動時間を増やしてくれています。




稜線は秋の気配も


しばらく足を休ませるため、登山とランニングは控えることにします。2週間くらい??