昨日に続き、津軽の名峰、岩木山に登りました。昨日、八甲田からの移動中、津軽平野に入ってからはずっとその山の姿を視界に入れていました。津軽の人は、この山と共に育ち、思い出はこの山と共にあるんだろうな、と強く思いました。僕の故郷には太平山という山があり、中、高の校歌にも登場しますし、学校登山もありました。でも、町から離れていたことや、独立峰ではなくて、この岩木山ほどの存在感はなかったように思います。
津軽平野にいれば、何処からでも見えます。親に怒られた時、失恋した時、その記憶の中にこの山があるに違いありません!
今日の予報は10時頃から晴れます。山頂はまだ厚い雲の中。登りの時間を考えれば、7-8時スタートが良いのですが、やはり待ちきれず6時にスタートしました。
この山の8合目まで道路がつけられていて、さらにそこから9合目までリフトがあり、やろうと思えば山頂付近の岩場以外は、ほぼ登りなしで山頂までたどりつけます。一方、今日の嶽神社コースは標高差約1,200mの後半急登で、津軽っ子たちはどちらを登るのか興味津々です。8合目からは日本海側の鯵ヶ沢が見えます。
リフトがかかっている鳥海山。
山頂にはやはり早く着きすぎて、まだ何も見えません。鐘を吊るした立派なモニュメントがあり、誰もいない山頂で鳴らしてみました。今日は2番目の到着でした。
岩木山神社奥宮。おそらく、麓の里宮の方を向いているのだと思いますが、その先は侵入禁止となっていて、ガスで見えませんが、崖になっているのでしょう。
避難小屋とバイオトイレが設置されています。しばらく晴れを待とうかと思いましたが、小屋で一人待つのも寂しくて下山しました。豊かな実りの津軽平野をみられなかったのが心残りです。
山頂付近は急な岩場が続きます。登山者の多い山なのでしょう、登りと下りでルートが分けられていました。落石の危険もあり、良い事です。
こんな岩場もありますが、勿論巻きます。
リフトがかかっている鳥海山。
山頂にはやはり早く着きすぎて、まだ何も見えません。鐘を吊るした立派なモニュメントがあり、誰もいない山頂で鳴らしてみました。今日は2番目の到着でした。
岩木山神社奥宮。おそらく、麓の里宮の方を向いているのだと思いますが、その先は侵入禁止となっていて、ガスで見えませんが、崖になっているのでしょう。
避難小屋とバイオトイレが設置されています。しばらく晴れを待とうかと思いましたが、小屋で一人待つのも寂しくて下山しました。豊かな実りの津軽平野をみられなかったのが心残りです。
山頂付近は急な岩場が続きます。登山者の多い山なのでしょう、登りと下りでルートが分けられていました。落石の危険もあり、良い事です。
こんな岩場もありますが、勿論巻きます。
南の山並みです。明日登る予定の白神山地もその向こうです。
鯵ヶ沢の海。この岩木山からの水は豊穣の海を育んでいます。
岩木山山麓への下りコース。この嶽神社コースはブナの樹林帯を延々と登るため、危険な場所はありませんが、視界は開けず
退屈です。
山麓はブナの森、というかもう、海!です。相当な密度で生えています。豊かな水を津軽平野と日本海へ届けています。
と、登山道はドングリや、
栗、
果ては胡桃など森の木の実がたくさん落ちています。ブナの森としか見えませんが、よく見るとコナラや他の広葉樹もたくさん生えています。背の高いブナが多いため、その下に別の生態系が出来上がっているようです。今年の森も豊作のようです。ツキノワグマ達も、深い森の奥でたっぷり栄養を摂っている事でしょう。
麓まで降りて後ろを振り返ると、津軽富士がその姿を見せていました。やはり2時間早かったようです。でも、この山は麓から見るのも格別ですね。
やや西寄りから見ると山頂の見え方が変わります。
さらに西に回り込むと鳥海山などを脇に従えた姿になりました。
昨夜は、岩木山青少年スポーツセンターキャンプ場にお世話になりました。キャンプ場から岩木山が一望できる素晴らしい施設です。建物は、廃校になった校舎の再利用で、学生の合宿に活用されています。
こんなスペースで車乗り入れOK。温泉入り放題で一泊¥1,200。
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