南米大陸アンデス山脈最高峰、Aconcagua(アコンカグア6962m)が今目の前に聳えている。あぁ、何という事でしょう!たまたま訪れたアルゼンチンのメンドーサ。ワインの町として近年世界的に有名だ。その町の目の前に、この山がある事を知りませんでした。「Takさんは山好きだから、当然知ってると思いましたよ!」すみません。
3月5日、チリのサンチャゴからメンドーサにむかう機内からアンデスの山並みが素晴らしい。メンドーサは、アルゼンチンの都市だが、チリとはアンデスを挟んで隣にあるため、ブエノスアイレスから入るよりもチリのサンチャゴから入る方が早い。離陸して高度を上げて、6000mのアンデスを超えたら着陸態勢に入る、という感じだ。
6日朝6時、メンドーサを車で出発、アンデスにむかう。天気も上々だ。
アルゼンチンとチリの国境に向かう。アンデスに深く刻まれた谷に沿って2時間走ると、アンデス最深部が姿を現す。このピラミダルな格好の良い山は、何という名前だろうか!
3時間程で、Aconcaguaの入山口にたどり着く。此処から国境まではもうすぐ、車で10分程だ。此処で既に標高3000m、Aconcagua(6942m)の周りには、4000,5000m級の山がゴロゴロある。この左右の山には名前もガイド版もあるが、反対側の山並みは、標高どころか、名前すらわからない。
反対側にはこんな格好いい山が。地層が良く見えるが、全て西側、すなわち太平洋側に隆起して傾いている。地球のダイナミズム。
此処からベースキャンプまで14時間だそうだ。ヘリでの送迎もあるらしい。
最後に、逆さAconcaguaと、お伴してくれた、レンジャー犬。彼女は、途中、野鳥を捕獲するワイルドな奴。予期せぬAconcaguaとの出会いだった。
地球のはて、まかり間違って若い頃から登山を志向していたら今頃はセブンサミッターになる途中のアコンカグアに登っていたかもしれません。
歴史にイフは無いのでまかり間違いませんが、今はブエノスアイレスに死ぬまでに一度行きたいです。
で、場末の劇場兼酒場でアストルピアソラの曲でタンゴを踊る男女、というかおねぇちゃんを眺めて酒など飲みたいです。
いろいろと行った気になれて嬉しいです。
ご無事でお帰りください。