こんばんは!
秋も深まり、急に寒くなりました。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
国分寺のキャンパスは、銀杏が黄金色に輝いていて、今が一年で一番美しい季節かと思います。
ゼミも秋に入って、作品の読み合わせが始まっています。
そして、11月13日のゼミでは、ゲストとして大滝修先生をお迎えして、今回のアメリカ大統領選挙でのオバマ氏の偉業とリンクするかたちで、アメリカと黒人奴隷をテーマとした授業を行っていただきました。
まず、授業の最初に観せてもらったのは、不思議な盆踊りの風景のVTRでした。演歌調の曲に合わせて日本人のように見える人々が盆踊りを踊っている風景は、どう見ても日本国内のものとしか思えませんでしたが、欧米系のように見える人々も混じっています。しばらく観ていると、今度は曲がカントリー調に変わっています。ここはどこだろうか?という問いにたいして、みんなフル回転で考えましたが、なかなか答えに辿り着きません。
台湾、北方領土、ブラジルなどの回答が出ましたが、ピタッと当てるのは実に難しかったです。そして、その答えはというと、・・・。
それは、オバマ次期大統領の生まれ故郷でありました。そこは今もなお日系人の方々が大勢住んでいる島であります。
大滝先生はこの夏、この島を訪ねられたということで、そこで戦争のために苦難の人生を歩むことになった日系人の人たちにインタビューをされたそうです。「愛こそが最も大切だ」と告げて、敵国人とされた日系人の女性にプロポーズした米国人の男性の話には、ホロリとさせられました。
この一言に支えられて、日系人の女性は、強制収容所に入れられるというような、苦難の日々を生き抜いたそうです。
続いて、アメイジング・グレースの曲を聴きました。そして、この曲に歌われている状況を各人が想像しました。その後、大滝先生からアメイジング・グレースの作詞者ジョン・ニュートンの人生が紹介されました。この歌にこめられた悔い改めの気持ちと、またアフリカから奴隷として移送された黒人たちの苦しみに、私たちは思いを寄せました。
それから、フォスターの名曲「懐かしのケンタッキーの我が家」の曲を聴きました。同じようにこの歌で歌われている状況を想像してから、アメリカの歴史と南北戦争について学びました。
このような学びを行ったあとで、二人一組になって綿花から糸を紡ぐということを経験しました。綿花をとる作業は指を傷つける厳しい作業であり、作業をしながら、綿花畑で働く黒人奴隷の労働に思いを寄せました。長い糸を紡ぐという作業は、綿織物業の機械化の話に発展していきますが、今日は時間の関係でここまでとなりましたが、実に豊かで深く、記憶に残る授業を経験することができました。
大滝修先生のクリエイティブな授業の世界に身をおくことで、改めて学びの可能性に目を開かれました。
大滝先生、貴重な学びを経験させていただき、ほんとうにありがとうございました。
今年はもう一回、ゲストの先生にゼミに来ていただくことになっています。こちらも楽しみにしているところです。
それでは今日はこの辺で! 皆さまもお元気でお過ごし下さい。
秋も深まり、急に寒くなりました。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
国分寺のキャンパスは、銀杏が黄金色に輝いていて、今が一年で一番美しい季節かと思います。
ゼミも秋に入って、作品の読み合わせが始まっています。
そして、11月13日のゼミでは、ゲストとして大滝修先生をお迎えして、今回のアメリカ大統領選挙でのオバマ氏の偉業とリンクするかたちで、アメリカと黒人奴隷をテーマとした授業を行っていただきました。
まず、授業の最初に観せてもらったのは、不思議な盆踊りの風景のVTRでした。演歌調の曲に合わせて日本人のように見える人々が盆踊りを踊っている風景は、どう見ても日本国内のものとしか思えませんでしたが、欧米系のように見える人々も混じっています。しばらく観ていると、今度は曲がカントリー調に変わっています。ここはどこだろうか?という問いにたいして、みんなフル回転で考えましたが、なかなか答えに辿り着きません。
台湾、北方領土、ブラジルなどの回答が出ましたが、ピタッと当てるのは実に難しかったです。そして、その答えはというと、・・・。
それは、オバマ次期大統領の生まれ故郷でありました。そこは今もなお日系人の方々が大勢住んでいる島であります。
大滝先生はこの夏、この島を訪ねられたということで、そこで戦争のために苦難の人生を歩むことになった日系人の人たちにインタビューをされたそうです。「愛こそが最も大切だ」と告げて、敵国人とされた日系人の女性にプロポーズした米国人の男性の話には、ホロリとさせられました。
この一言に支えられて、日系人の女性は、強制収容所に入れられるというような、苦難の日々を生き抜いたそうです。
続いて、アメイジング・グレースの曲を聴きました。そして、この曲に歌われている状況を各人が想像しました。その後、大滝先生からアメイジング・グレースの作詞者ジョン・ニュートンの人生が紹介されました。この歌にこめられた悔い改めの気持ちと、またアフリカから奴隷として移送された黒人たちの苦しみに、私たちは思いを寄せました。
それから、フォスターの名曲「懐かしのケンタッキーの我が家」の曲を聴きました。同じようにこの歌で歌われている状況を想像してから、アメリカの歴史と南北戦争について学びました。
このような学びを行ったあとで、二人一組になって綿花から糸を紡ぐということを経験しました。綿花をとる作業は指を傷つける厳しい作業であり、作業をしながら、綿花畑で働く黒人奴隷の労働に思いを寄せました。長い糸を紡ぐという作業は、綿織物業の機械化の話に発展していきますが、今日は時間の関係でここまでとなりましたが、実に豊かで深く、記憶に残る授業を経験することができました。
大滝修先生のクリエイティブな授業の世界に身をおくことで、改めて学びの可能性に目を開かれました。
大滝先生、貴重な学びを経験させていただき、ほんとうにありがとうございました。
今年はもう一回、ゲストの先生にゼミに来ていただくことになっています。こちらも楽しみにしているところです。
それでは今日はこの辺で! 皆さまもお元気でお過ごし下さい。
ゲストとして力のある大滝先生を招いてくれた高井良先生どうもありがとうございます。