こんにちは。
高井良ゼミ4年の八代です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
気温も下がり、過ごしやすい季節になりましたね。
季節の変わり目でもありますし、インフルエンザやコロナウイルスも流行っておりますので、体調に気をつけてお過ごしください。
さて、第3回のゼミは、私のお気に入りの本の紹介と、河村さんのライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。
私が今回ゼミで紹介した本は、
池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』(トランスビュー、2003年)です。
「哲学」と聞くと、なんだかややこしくて難しそうな感じがしますが、
本書では、難しそうな哲学の問題(自分とは何か、とか、心はどこにあるのか)を、中学生でもわかる言葉で書いてくださっています。
哲学の問題の「答え」を書いているわけではありませんが、考え方のヒントを得られる1冊になっているので、私は時間に余裕があるときにリラックスした状態で頭を整理しながら読むことが多いです。
本書の中で特に気に入っているのが、「言葉」という章です。
私たちは何か思ったり考えたりするときに、必ず「言葉」を使っていますよね。
普段何気なく使っている言葉について考える章なのですが、
最終的にこの章で伝えられている内容は、「言葉を大切にするということが、自分を大事にするということなんだ。なぜかというとモノではなくて言葉が世界を作っていて、その言葉を使っているのは自分だから、世界を作っているのは自分なんだよ。」
ということでした。
どの章も難しく、何度も考えたり他の人と会話をしながら理解を深めていきましたが、特に言葉の章は理解が深まった時に非常に衝撃を受けたことを覚えています。
人が言葉を使うことができる不思議、喜びを感じることができた瞬間でした。
興味のある方は是非読んでみてください。
本の紹介の後は、河村さんのライフヒストリーインタビューを読み、意見交換をしました。
インタビューの書き起こしや、インタビューを行った先生のプロフィールなどから、先生の人物像を深堀りすることができました。また、細かく資料を読み込むことで新たな疑問が生じたり作品のテーマが見えていくのが非常に面白かったです。
来週以降も他の方の読み合わせを行っていくので、より良い作品作りができるように積極的に意見交換をしていきたいと思います。
次回は眞野さんのインタビューを読みます。
どのような意見交換ができたのか、楽しみにお待ちください。
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