天の川怒濤のごとし人の死へ
流伴鑑賞
天の川は秋の季語だが
七夕の強い印象から夏に読まれる句が多い
楸邨には「死」を詠んだ句が多いが
この句はなかでも秀逸と思われる
天の川にはロマンや夢や願のイメージが大きいが
楸邨は死を詠む
それも怒涛のごrとくである
言葉を失うほかはない
以下楸邨の夏の句を挙げる
つひに戦死一匹の蟻ゆけどゆけど
どこやらに硝子がわれぬ桐の花
みちのくの月夜の鰻あそびをり
天の川わたるお多福豆一列
天の川法螺吹き男ふとなつかし
天の川鷹は飼はれて眠りをり
流伴鑑賞
天の川は秋の季語だが
七夕の強い印象から夏に読まれる句が多い
楸邨には「死」を詠んだ句が多いが
この句はなかでも秀逸と思われる
天の川にはロマンや夢や願のイメージが大きいが
楸邨は死を詠む
それも怒涛のごrとくである
言葉を失うほかはない
以下楸邨の夏の句を挙げる
つひに戦死一匹の蟻ゆけどゆけど
どこやらに硝子がわれぬ桐の花
みちのくの月夜の鰻あそびをり
天の川わたるお多福豆一列
天の川法螺吹き男ふとなつかし
天の川鷹は飼はれて眠りをり