滝壺のぞく誰もかもひとり 石田よし宏
滝壺までは友人だったり家族だったりが
一緒にに楽しんでいた遊行だが
その滝壺をのぞく際には
誰もが一人の世界に立つという
誰もが言えそうでなかなか言えない
(小林たけし)
【滝】 たき
◇「瀑」(たき) ◇「瀑布」(ばくふ) ◇「飛瀑」(ひばく) ◇「滝壺」 ◇「滝しぶき」 ◇「滝風」 ◇「男滝」(おだき) ◇「女滝」(めだき) ◇「夫婦滝」 ◇「滝道」 ◇「滝見」 ◇「滝見茶屋」 ◇「滝涼し」
(古くはタギと言って、川瀬の傾斜の急な所勢いよく流れる水や奔流のことをさした)高い崖から流れ落ちる水のこと。瀑布。奈良時代には垂水(タルミ)といった。滝は一年中かかっているが、清涼な眺めから単に「滝」といえば夏季に限定している。
例句 作者
滝壺の動かぬ水を怖れけり 森山夏城
滝壺へ落ち来て大和の水となる 小泉紀代子
滝描くなら音響のあるところ 佐々木洋子
滝水にまぎれて落ちるしろきもの 杉浦圭祐
滝激し激しき方に人の群れ 姉崎蕗子
滝落ちて神の鼓動に近づきぬ 大原祥督
滝行者渾身水色に徹す 國定義明
滝壺の動かぬ水を怖れけり 森山夏城
滝壺へ落ち来て大和の水となる 小泉紀代子
滝描くなら音響のあるところ 佐々木洋子
滝水にまぎれて落ちるしろきもの 杉浦圭祐
滝激し激しき方に人の群れ 姉崎蕗子
滝落ちて神の鼓動に近づきぬ 大原祥督
滝行者渾身水色に徹す 國定義明