万緑の中や吾子の歯はえ初むる
(季語:万緑ー夏 出典:火の島 年代:昭和14年(1939年:38才位)
地上を埋めつくした無数の青葉若葉を背景にし、
それらに呼応するごとく
生え初めたわが緑子の前歯は、
1枚の若葉のようだ。(香西照雄)
流伴鑑賞
草田男は家族、特にじょどもを詠んだ句が多い
解は引用の香西氏にゆずるが
万緑を我が子の歯と同格に扱うことに驚く
それほどに大きな感動を覚えたのだろう
4人の娘に恵まれた
「万緑」はよほど気に入っていたらしく
自分の主宰する結社の俳誌の誌名にもなっている
82才の長寿を全うした
(季語:万緑ー夏 出典:火の島 年代:昭和14年(1939年:38才位)
地上を埋めつくした無数の青葉若葉を背景にし、
それらに呼応するごとく
生え初めたわが緑子の前歯は、
1枚の若葉のようだ。(香西照雄)
流伴鑑賞
草田男は家族、特にじょどもを詠んだ句が多い
解は引用の香西氏にゆずるが
万緑を我が子の歯と同格に扱うことに驚く
それほどに大きな感動を覚えたのだろう
4人の娘に恵まれた
「万緑」はよほど気に入っていたらしく
自分の主宰する結社の俳誌の誌名にもなっている
82才の長寿を全うした