竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

贖罪のおろそかのまま花の門

2015-03-31 | 
贖罪のおろそかのまま花の門 たけし





桜前線もいよいよわが町にも到来である
朝の散歩で孫4人の通った小学校の桜が満開であるのを見た
それぞれの悲喜交々が脳裏をかすめた

桜の門は彼岸への入り口だという
たくさんの犯した罪を
贖罪によって償わなければこの門は潜れない

まだまだ贖罪は足りない
此岸での修行も足りないと門前払いされるところだろう

花菜土手摘む人そこを写す人

2015-03-29 | 
花菜土手摘む人そこを写す人  たけし



菜の花を今年はたくさん食した
朝摘んだものを農協の売店で販売している
自宅の周辺の野辺のも散在しているが
さすがにこれを摘んで食する気分にはなれない
散歩で渡良瀬遊水地の近くまで行くと見事に群生している

摘んでいる人がたくさんおられる
またその姿を写真に収める人もいる

この時間この周辺は平和である

初ざくら足の縺れも笑みのうち

2015-03-28 | 
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初ざくら足の縺れも笑みのうち   たけし

KYさんが車で迎えに来てくれて「ひまわり句会」の吟行に参加した
W先生と伴に総員9名
T句会のメンバーだった方お二人にも久しぶりに会うことがせきた
小山市城山公園で10:00から咲き始めの桜、辛夷、白木蓮などをゆっくりと鑑賞しながら
天翁院の境内までの吟行だった
万歩計は8731歩を記録していた 
W先生は今年喜寿 目標になる元気をお持ちだ

掲句は銀行での嘱目なのだが
昨日の句を推敲したかたちになった 
こちらの方がずっと良い感じがする
机上の作品は弱いということだろ・・・・

写真は城山公園の老桜の楉からの桜だ

青踏むや足の縺れも喜ばし

2015-03-27 | 
strong>青踏むや足の縺れも喜ばし たけし





毎朝40分 5000歩 4㎞を歩いている
天気に恵まれ気分も良いと60分 7000歩 
6㎞を超えることもある

時につまずいたり縺れる脚を鼓舞しながら
町中を田畑の中を雑木林を川土手を歩きまわっている

春き踏む
この季語が少しだけ分かってきたような気がしている

諍ひの半日ばかり梅日和

2015-03-26 | 
諍ひの半日ばかり梅日和 たけし



梅の季節も今は盛り
桜の季節が待ち構えている
同じように花を愛でるが梅と桜は相当に違うようだ

探梅は一人が良い
華やぎもしっとりしているように感じる

桜をみるのには酒肴を設えて人を集めて賑やかしい
桜の名所は人の波
1週間の祭りをこの時とばかりに楽しんだものだった

桜は短く梅はその盛りが長いので
梅の落花を惜しむ俳句はあまり見当たらない

探梅には夫婦の諍いはにあわない

蛇穴を出で花嫁に変異せし

2015-03-25 | 
蛇穴を出で花嫁に変異せし たけし





近くの娘さん
小学校の入学の頃に越してきた家族だ
孫と登校班が一緒なこともあっていつも見送ったものだ

いくたびかの春がめぐってが
今年花嫁に変身した
蛇穴を出る なんという変身 なんという変異

頷いてまた頷いて雪柳

2015-03-23 | 
頷いてまた頷いて雪柳 たけし



雪柳がめぶいてきた
殺虫剤も肥料も施さないのだが毎年楽しませてくれる
風の強い日などは気の毒なほど揺れているが折れたことはない
どんな風があらわれても上手に乗りこなしているようにも見える

頷いてまた頷いて
決してNOとじゃ言わない
受け止めてくれている

ぽつねんと空耳ばかり春の風邪

2015-03-22 | 
strong>ぽつねんと空耳ばかり春の風邪 たけし





三寒四温とはよくも表現するものだ
また春に三日の晴れなし とか
気象気温の変化はいちじるしいものがある
少し油断をするとすぐに風邪をひいてしまう
寝込むほどの事はないが外にはでない
玄関に物音が・・・・
確かに聞いたのだったがだれもいない

くらやみの濃くなるほどに花辛夷

2015-03-21 | 
くらやみの濃くなるほどに花辛夷  たけし





春の到来を告げる花が咲いてくる
福寿草は冬の季節体が春近しを教えてくれる
今は辛夷の花が美しい
昼よりは夜のほうに存在感を感じる
春の闇 ふっと白い辛夷の花
なにかを予感させるようだ

春の雨ささずじまいのおんな傘

2015-03-20 | 
春の雨ささずじまいのおんな傘 たけし






訪ねた先をおいとまする時に生憎の雨もよう
佳人が傘を運んできて持たせてくれる
その傘はおんなもの
折角の心遣いを無碍にもできずお借りして歩き出す
結局その傘はささずに終わった

こんな経験が少なからずあったような

佐保姫にさそわれるまま微睡みぬ

2015-03-19 | 
佐保姫にさそわれるまま微睡みぬ たけし




うららかな春のひととき
理由もなく眠気をもよおす
あの佐保姫のおさそいなのだ
抗うなんてもったいない



佐保姫(さほひめ)は春の女神である。元は佐保山の神霊であり、948年の『陽成院一宮姫君歌合』では秋の歌に登場している。『記紀』における狭穂姫(沙本毘売)とは同名であることから混同される事があるが無関係。狭穂姫命の項、参照。

五行説では春は東の方角にあたり、平城京の東に佐保山(現在の奈良県法華寺町法華町)があるためにそこに宿る神霊佐保姫を春の女神と呼ぶようになった。白く柔らかな春霞の衣をまとう若々しい女性と考えられ。この名は春の季語であり和菓子の名前にも用いられている。 竜田山の神霊で秋の女神竜田姫と対を成す女神。

竜田姫が裁縫や染めものを得意とする神であるため、対となる佐保姫も染めものや機織を司る女神と位置づけられ古くから信仰を集めている。古来その絶景で名高い竜田山の紅葉は竜田姫が染め、佐保山を取り巻く薄衣のような春霞は佐保姫が織り出すものと和歌に歌われる。

うららかや二駅ばかりひとり旅

2015-03-18 | 
うららかや二駅ばかりひとり旅 たけし





うららかな日がつづく
用足しのついでにほんの二駅足をにばした
一度訪れたいと思っていた「下野市 薬師寺跡」
うららかn日を浴びながら駅から
予想外に25分も駅から歩いたが
その価値はじゅうぶんであった
こんなひとり旅も悪くない

切株という虫の城鍬はじめ

2015-03-17 | 




切株という虫の城鍬はじめ たけし

毎朝40分から50分ほど歩いている
6時20分あたるの時間に自宅をでる
東西南北 自宅を起点にその日の気分でコースはさまざまだ

暗いうちに自宅を出て途中で日の出に合掌したものだが
現在は太陽は昇っている
気温によって田畑や平地林の表情は毎日違って見えるのが嬉しい

梅は見事に満開だ

道端に切り株が積み上がっている
今日は暖かくその切り株にたくさんの虫が這いまわっていた
じっと冬をここで過ごしたのだろう

虫の城、要塞にみえた