先日ハートロッカーを見た。
『ハート・ロッカー』公式サイト
銃器などのリアリティのある音に圧倒された。立体感もすばらしかった。
銃器の、口径が大きくなれば、それにあった重低音がしっかり表現されている。
特に重機関銃の重低音は、本物以上に本物だ。
誤解のないように、書くけど、立体感というのは、その銃器が右にある、左にあるということではなく、本物の音だと感じさせるという意味だ。
しかし、それは、本物の音を以下に本物の音と同じ物理的なスペックを追求したという意味ではない。
想像だけど、そう、本物らしく、本物以上に本物っぽく演出された音という意味だ。
音にこだわるというと音楽を想像するだろうけど、この映画では、音楽はほとんど使われていない、ほとんどが現実の音だ。
歩く音、爆発音など。音楽は、効果音程度。
その現実社会の音だけで、緊張感が凄く表現されている。ハラハラドキドキがタプリ味わえる。
ドキュメンタリータッチであるのでストーリー展開は、展開に面白さはほとんどないし、どんでん返しもない。
しかし、主人公の異常性というか、異様性などで、エンターテインメント性はかろうじて確保されていると私は感じた。
オスカー受賞作品と考えると、ストーリーには不満が残るのは事実だ。
けれども、少し前に見たアバターの30cmおきにおかれた薄い紙(フィルム)芝居のような3Dと比べると、先に述べたように、映像ではないけどずっと骨太な立体感が表現されていると思う。
感動という面ではハートロッカーの方が大きいと思う。
アバターは、感動というエモーショナルなものよりも、技術に対する驚き、感心みたいな感情だが、ハートロッカーでは、骨太な立体感のある音に感動した。
私は、このハートロッカーがアバターを押さえて、オスカー作品賞に輝いたことは、3Dという技術だけではなく映画のもつ観衆の想像力をかき立て、ハラハラドキドキの緊張感を味わうなどのもっと幅広い楽しさの可能性に軍配を上げたという意味ですばらしい結果だったのではないかと思う。
もうひとつ、余談になるけど、初の女性アカデミー監督賞受賞者となったキャスリン・ビグロー監督にしては、それが、どういうことを意味するのかは分からないが、のっけから4レターワードの連続で驚いた。
ハート・ロッカー: LOVE Cinemas 調布
『ハート・ロッカー』公式サイト
銃器などのリアリティのある音に圧倒された。立体感もすばらしかった。
銃器の、口径が大きくなれば、それにあった重低音がしっかり表現されている。
特に重機関銃の重低音は、本物以上に本物だ。
誤解のないように、書くけど、立体感というのは、その銃器が右にある、左にあるということではなく、本物の音だと感じさせるという意味だ。
しかし、それは、本物の音を以下に本物の音と同じ物理的なスペックを追求したという意味ではない。
想像だけど、そう、本物らしく、本物以上に本物っぽく演出された音という意味だ。
音にこだわるというと音楽を想像するだろうけど、この映画では、音楽はほとんど使われていない、ほとんどが現実の音だ。
歩く音、爆発音など。音楽は、効果音程度。
その現実社会の音だけで、緊張感が凄く表現されている。ハラハラドキドキがタプリ味わえる。
ドキュメンタリータッチであるのでストーリー展開は、展開に面白さはほとんどないし、どんでん返しもない。
しかし、主人公の異常性というか、異様性などで、エンターテインメント性はかろうじて確保されていると私は感じた。
オスカー受賞作品と考えると、ストーリーには不満が残るのは事実だ。
けれども、少し前に見たアバターの30cmおきにおかれた薄い紙(フィルム)芝居のような3Dと比べると、先に述べたように、映像ではないけどずっと骨太な立体感が表現されていると思う。
感動という面ではハートロッカーの方が大きいと思う。
アバターは、感動というエモーショナルなものよりも、技術に対する驚き、感心みたいな感情だが、ハートロッカーでは、骨太な立体感のある音に感動した。
私は、このハートロッカーがアバターを押さえて、オスカー作品賞に輝いたことは、3Dという技術だけではなく映画のもつ観衆の想像力をかき立て、ハラハラドキドキの緊張感を味わうなどのもっと幅広い楽しさの可能性に軍配を上げたという意味ですばらしい結果だったのではないかと思う。
もうひとつ、余談になるけど、初の女性アカデミー監督賞受賞者となったキャスリン・ビグロー監督にしては、それが、どういうことを意味するのかは分からないが、のっけから4レターワードの連続で驚いた。
ハート・ロッカー: LOVE Cinemas 調布
本作は良い意味で昔からあるアメリカお得意の戦争映画の名作と言えると思うのです。あとはもう個人的な好みの範疇でしかありません。作品としては人間性の掘り下げ方、映像表現、更に現在進行形であるイラク戦争のワンシーンを切り取ったという意味で、非常に見る価値のあるものだったと思います。