2013年 2/21 木曜日
インタビュー実施。上海でないのでいまいち。ま、面接時にでも現地を見て判断だな。住むところとかスーパーとかで売っているものとか要チェックだ。
〜全然覚えてないけど、もうそろそろ、中国の今の仕事は嫌になっているようですね。〜
インタビュー実施。上海でないのでいまいち。ま、面接時にでも現地を見て判断だな。住むところとかスーパーとかで売っているものとか要チェックだ。
〜全然覚えてないけど、もうそろそろ、中国の今の仕事は嫌になっているようですね。〜
5つ星のうち4.0 西欧史の学び直しにちょうどよい
2022年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジュニア向きの本ながら、内容は易しくなく、大人であってもそれほど読み易いわけでもない。しかし、昔、世界史を勉強した当レビュアーにとっては、おそらくは最近までの学問成果を反映した個所について多くの学びがあった。統一と多様性を持つヨーロッパというものの、成り立ちの仕組みの総体を理解するうえで、有効な視座を提供してくれるところがよい。特に、ヨーロッパが「他者イメージ」により、自らを形成してきた、という点はなるほどと思った。
ついでなので、以下に、参考になった本書の要点を人名の固有名詞ぬきでまとめてみた。
第1章 ヨーロッパの誕生
・ギリシャは強力な思考装置と政治制度(古代民主制は理想的な統治制として参照された)をヨーロッパに遺し、ローマはキリスト教をもたらした(380年の国教化)ほか、国家形態や法律の範(ローマ法は中世ヨーロッパどころか現代の国家の法システムの中にも生きている)を示し、言語や建築技術という遺産を残した。
第2章 ロマネスク世界とヨーロッパの確立
第3章 統合と集中へ
第4章 近代への胎動
書斎人
5つ星のうち5.0 ヨーロッパ史の鳥観図
2022年2月13日に日本でレビュー済み
これは名著です。岩波ジュニア新書の一冊ですが、中高校生だけでなくヨーロッパ史に興味のある読書好きな方々に広くお勧めしたいと思います。
成功の原因は、政治史の叙述を必要最小限にして民衆史というべきものを中心にして叙述がなされているからだと思われます。それにより、古代から近世までのヨーロッパの社会構造の変化を大きな視点で理解することができます。
まさに、ヨーロッパ史の絶好の鳥観図で名著というほかありません。
古代ギリシャ・ローマから現在まで、挫折せずに読めるヨーロッパ通史が現れた。各国史の並列ではなく「全体を筋のあるものに」と書いたのは、西洋中世史の専門家だ。
「中世は、古代と近代の間にある見通しのいい高台で、歴史全体が眺められます。長年勉強してきて、そろそろ書けるかなと思いました」
本を貫くのは、「多様で個性的な文化を持つ集団」でありながら、キリスト教などから「一つの共通した世界」をつくったヨーロッパ、という見方だ。それは他者との対比によって形成された。合理主義やヒューマニズムなど「普遍的価値」を生み出す一方、暴走し、異民族の蔑視、異端弾圧、魔女狩り、ホロコーストといった負の面も生んだ。「偉大さと悲惨さを改めて感じた」という。