先週の土曜日、遅ればせながら『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見てきた。楽しめた。
六本木ヒルズのTOHOシネマのプレミアムシートしかなかったので、シャンパンが飲めるならいいかと思って行ったんだけど、シャンパンはメニューが黒く潰されていた。もうなくなったのね、赤ワインで我慢。プレミアムシートは、不満でした。もう2度と行かないだろう。
この映画さすがスコセッシと思わせる名シーン、名台詞のオンパレード。
最高に気に入ったのが以下のシーン。胸を叩きながら、「hmmm-hmmm-hmmmhmmm」いいね、
MIXもあった、この曲気に入った!
その前後のシーン、株を売る相手に「儲かった金で現実に物を買わせては駄目だ、儲かったという幻想だけでいいのだ、儲けた金を更に次の株につぎ込ませて、その手数料を稼ぐのだ」というのは名台詞!。
FBIを買収しようとするシーン
セリフを紹介しているサイトがあった。
映画ウルフ・オブ・ウォールストリートの名セリフで英語学習 | 映画で英語ドットコム
ジョーダン・ベルフォート:she asked for 5000 dollar advance just… just so she could pay her son’s tuition. And what did I do, Kimmie? Go on, tell them.
さらに子供の教育費を払うために5000ドル前借りさせてくれないかって頼んだ来たんだ。そのとき、キミー、おれはどうしたよ? みんなに言ってやれよ。
advanceはこの場合「前もって」、「先に」などの意味で使われます。「advance payment」といえば「前払い」という意味です。
キミー:You wrote me a check. For 25.000 dollars.
小切手をきってくれたの。2万5000ドル分も。
セクシーなシーンがいっぱいだけど、このシーン、なんとセキュリティカメラでボディガードたちも見ているというオチ。セクシーなものは下品で皆嫌いという人がいるけど、私は洒落ていると思う。
オフィスでハチャメチャ。
Water Fightが、なるほどね、4レターワード!オンパレード!
主人公が、セールストークを集まった仲間に教えるシーン、このセリフ、最高。字幕がなくて残念だけど。
「私にペンを売ってみて」というシーンのセリフも最高でした。最初に気に入ったと書いたハミングのシーンもアドリブだったんですね。
あのセリフも、このセリフも脚本にはなかった -M・スコセッシ監督が語る『ウルフ・オブ・ウォールストリート』撮影の舞台裏 (2) 撮影現場で"偶然"見たり聞いたことを作品に活かす | マイナビニュース
――あのシーンはアドリブだったんですね。
そうなんだ。そして「私にペンを売ってみて」というシーンがあるんだけど、あれもアドリブ。実はある日の夜、この作品の撮影をしているときにふたりの刑事が見学にきてね。その刑事がたまたまジョーダン・ベルフォート本人を知っていて、何年か前に彼と仕事の面接をしたというんだ。その時にジョーダン本人から「このペンを私に売ってみて下さい」と言われたという話を聞いてね。その話を聞いたレオは「それ、ちょっと使おうよ」と言い出し、映画のなかで使ったんだ。
――マーク・ハンナ役のマシュー・マコノヒーが劇中で歌い出す"賛歌"もアドリブだったんですよね。
あのシーンを撮影するため、照明などを準備していると、彼が歩きながら劇中のように歌っていたんだよ。彼は何をやっているんだ? 何を言っているんだ? と思っていたら、実はそれが彼の発声練習だったんだよ(笑)で、それを採用したんだ。
撮影風景もあった。いいね。
需要はつくられる 映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー カゲヒナタのレビュー
「金」にまつわることも、子どもには観てほしくないものばかりです。
金は確かに大切だけど、主人公のやっている金稼ぎは最低最悪(ていうか違法)なので、これをマネされちゃあ困ります。
こんなにヒドい内容が最後まで楽しめるのは、ひとえにディカプリオの名演技の賜物です。
そのまくしたてるような「しゃべり」の上手さ、「ジャンゴ 繋がれざる者」よりもイッちゃっている変顔には圧倒されました。
主人公の(ひどい)相棒役のジョナ・ヒル、主人公にイケないことを教えるマシュー・マコノヒーも素晴らしい演技を見せてくれました。
役者のファンにとっても、観る価値がある一本でしょう(あの人があんなこと言ったり、あんなことしたりするんだもの)。
この映画実在の人物をモデルにしているようだ。以下のサイトで事実を検証している。
(ネタバレ注意)ウルフ・オブ・ウォールストリートはどこまで本当なの?:本人が白状|OGのゆる~い英会話BLOG
●ヨットが沈没する話
事実。
基本的には本当に起きた事件。妻と友人の3カップルで彼の豪華ヨット(もともとはココ・シャネルの船)で嵐の中を無理矢理出航して荒波に飲み込まれ、沈没する。イタリアの救助隊にレスキューされる。
●ヨットの上にあった自家用ヘリは波にのまれて海に落ちた。
脚色。
本当は救助隊の指示に従って、みんなで自家用ヘリを海に押し落とした。
●救助に来たプライベート・ジェット機が墜落する
半分事実。
実は救助後、ベルフォート氏と仲間たちはイタリアの離島サルデーニャの高級ホテルに連れて行かれた。数日後、フランスにあるプライベート・ジェット機を迎えにくるようにベルフォートは指示した。空港に行くと、ベルフォートのジェット機はフランスから途中でエンジンに鳥が入り、墜落したとを知らされる。パイロットたちは無事生き延びた。わずか10日間でベルフォートは高級ヨットとプライベート・ジェットをうしなった。
●$10,000のために女性社員は頭を丸刈りにした。
事実。
ベルフォート氏:彼女はBreast implants(豊胸手術)の費用のためにした。
●社内で小人をダートボードに投げていた。
事実。
ベルフォート氏:私はそこにいませんでしたがそういうことが社内で起きていたことは知っていました。もちろんその行為には賛成してませんが。
真面目な感想としては以下の通りかな。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見た。 - リンゴ爆弾でさようなら
ではこの映画はジョーダン・ベルフォートのような生活を賞賛、支持しているのかというと、それは全く違う。確かに『ウォール街』のような社会派作品とも違うが、警鐘ではある。この価値観は本当に正しいのか。そんなメッセージがこの作品にはあるのだ。
音楽もなかなかいいものが流れていた。以下のサイトで紹介されている。
【動画】映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で流れた曲まとめ | ミュートピ - 音楽情報専門のまとめサイト
記者会見。
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