最近TVなどを見ていて気になることがある。
まずはパルスオキシメータ。
パルスオキシメータで酸素濃度を図って96%以上ないと正常ではないとのこと。94% なんて表示になったら、医者にかかったほうがいいということらしい。エンジニアの私としては96%が正常で94%では注意なんて、2%の違いで正常、異常を判断するなんて、違和感がある。だって、測定で2%の違いで正常・異常を判断するのってかなり難しい。昔のアナログメータなどで読み取り精度だけで1%くらいのばらつきはすぐにある。
そこで色々調べてみたら、まず以下が見つかった。そう、肌の色でも誤差が出るようだ。以前から医学系の人たちは結局文科系の人だなあとおもうことが多かった。病院での心電図やその他のパルスを形だけ見ていることが違和感を感じた。機械系のエンジニアなら、いろいろな波形を見たらFFT、周波数分析、フーリエ解析をして色々考察するのが普通だ。医者は、波形を眺めて何秒間に一度、大きくなるとか、最大値はいくつかなどしか見ていないような気がする。私は医者ではないから本当のところはわからないけど。
FDAがパルスオキシメーターの測定精度に注意喚起|Beyond Health|ビヨンドヘルス
そこでパルスオキシメータの精度も検索してみた。以下のように難しく書いてあるけど、ある条件のもとでプラス・マイナス2%ということ。
すなわち、簡単に言うと96%という表示は94%あるいは98%の可能性もあるということ。また96.0%とという表示であれば、おそらく表示は四捨五入なので95.5から96.4の可能性があるということ。
パルスオキシメータの精度とは? - どう選べばいいの?パルスオキシメータ | コニカミノルタ
また、以下にもあるような誤差要因もある。
パルスオキシメータについて ~使用する際の注意点~ | 医師ブログ
そして、2つ目は、メディアなどではエビデンスに基づく対処が必要、感情ではなくエビデンスに基づいた議論が必要などと行っているけど、エビデンスは曲者である。上で述べたような誤差や、感情ではない測定結果は常に誤差があること、誤差1%以内なんていうのは、かなり難しい。また、測定条件を確認して、その内容が納得できない限り、そのエビデンスは簡単には信用できなく、エビデンスを提示する人は、自分の主張に合う、あるいは文脈に沿ったエビデンスを出すことは割と簡単だということを知っていてほしいと思う。だから、エビデンスと言いながら、自分の主張に都合の良い測定結果などを示すのは簡単というか、通常だと言うことを普通の人も知っていてほしい。だまされないようにね。
最後に安全安心という言葉をメディアでよく聞く。安全は100%安全はないことを理解してもらえれば、それでいいのだけど、安心という言葉は曲者だ。これは主観でしかない。安全はXX%安全ということはそれこそ数字で表せるけど、安心は個人の感情なので、個人個人で基準は違う。安全でさえ、100%安全はないのに、個人的感情である安心をいかにも100%安心があるような発言をする人は私は信用できない。いわゆる詐欺師ですよ。昔、豊田商事事件という金の延べ棒を売る詐欺師の事件があったけど、100%安心を保証しますなんて言うのは詐欺師そのものだ。
まずはパルスオキシメータ。
パルスオキシメータで酸素濃度を図って96%以上ないと正常ではないとのこと。94% なんて表示になったら、医者にかかったほうがいいということらしい。エンジニアの私としては96%が正常で94%では注意なんて、2%の違いで正常、異常を判断するなんて、違和感がある。だって、測定で2%の違いで正常・異常を判断するのってかなり難しい。昔のアナログメータなどで読み取り精度だけで1%くらいのばらつきはすぐにある。
そこで色々調べてみたら、まず以下が見つかった。そう、肌の色でも誤差が出るようだ。以前から医学系の人たちは結局文科系の人だなあとおもうことが多かった。病院での心電図やその他のパルスを形だけ見ていることが違和感を感じた。機械系のエンジニアなら、いろいろな波形を見たらFFT、周波数分析、フーリエ解析をして色々考察するのが普通だ。医者は、波形を眺めて何秒間に一度、大きくなるとか、最大値はいくつかなどしか見ていないような気がする。私は医者ではないから本当のところはわからないけど。
FDAがパルスオキシメーターの測定精度に注意喚起|Beyond Health|ビヨンドヘルス
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックを受けて、パルスオキシメーターの使用が増加している。そんな中、米食品医薬品局(FDA)は2月19日に安全性情報(Safety Communication)を発出し、パルスオキシメーターの測定結果は、肌の色が濃い場合など特定の条件下では不正確なことがあるとして、医療従事者や患者に対して注意喚起した。
そこでパルスオキシメータの精度も検索してみた。以下のように難しく書いてあるけど、ある条件のもとでプラス・マイナス2%ということ。
すなわち、簡単に言うと96%という表示は94%あるいは98%の可能性もあるということ。また96.0%とという表示であれば、おそらく表示は四捨五入なので95.5から96.4の可能性があるということ。
パルスオキシメータの精度とは? - どう選べばいいの?パルスオキシメータ | コニカミノルタ
カタログ表記の「精度」の意味は?
パルスオキシメータのカタログを見ると、ほぼどのメーカーも「精度±2%」と記載されています。これは、パルスオキシメータの値が常に±2%以内であるという意味ではありません。精度保証域(通常は70%~99%・100% SpO2)で一様に分布された測定値の1標準偏差(=約2/3)が±2%以内である事を試験的に証明されているという事を意味します。
(古いパルスオキシメータでは必ずしも試験で保証されていないものもあります)
試験で証明していますが、実際の試験結果ギリギリでの表記ではなく、機器のよる実力値には機種により余裕度が異なります。
また、以下にもあるような誤差要因もある。
パルスオキシメータについて ~使用する際の注意点~ | 医師ブログ
酸素飽和度(SpO2)は95%を下回ると、その数字の扱いについては慎重にならないといけなくなります。98%と96%ならその違いはあまり気になりませんが、94%と92%ならかなり意味合いは変わってきます。
そして、2つ目は、メディアなどではエビデンスに基づく対処が必要、感情ではなくエビデンスに基づいた議論が必要などと行っているけど、エビデンスは曲者である。上で述べたような誤差や、感情ではない測定結果は常に誤差があること、誤差1%以内なんていうのは、かなり難しい。また、測定条件を確認して、その内容が納得できない限り、そのエビデンスは簡単には信用できなく、エビデンスを提示する人は、自分の主張に合う、あるいは文脈に沿ったエビデンスを出すことは割と簡単だということを知っていてほしいと思う。だから、エビデンスと言いながら、自分の主張に都合の良い測定結果などを示すのは簡単というか、通常だと言うことを普通の人も知っていてほしい。だまされないようにね。
最後に安全安心という言葉をメディアでよく聞く。安全は100%安全はないことを理解してもらえれば、それでいいのだけど、安心という言葉は曲者だ。これは主観でしかない。安全はXX%安全ということはそれこそ数字で表せるけど、安心は個人の感情なので、個人個人で基準は違う。安全でさえ、100%安全はないのに、個人的感情である安心をいかにも100%安心があるような発言をする人は私は信用できない。いわゆる詐欺師ですよ。昔、豊田商事事件という金の延べ棒を売る詐欺師の事件があったけど、100%安心を保証しますなんて言うのは詐欺師そのものだ。
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