温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

NHK 没後10年 黒澤明特集

2008-05-05 21:28:50 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
昨日あたりからNHKで黒澤明の特集をやっているようだ。
没後10年 黒澤明特集
今日はNHKアーカイブス 保存番組検索: いま,映画を語る(2) 黒澤明と言う番組を少し見た。
昨日もやっていた。
私は彼の映画をそんなに好きではないというか、凄さがわからないので毛嫌いしていたところがあるが、昨日今日といろいろな彼の人となりを語る番組を見て、これはしっかり見てみなくてはいけないなと思った。
今日の番組でも映画影武者のリハーサル風景の映像があり、何回も何回も繰り返す様子をみると完成した映画をじっくり見たくなってきた。
海外の巨匠たちが影響を受けたとかインスパイアされたとか語るのを見てもあらためて凄いと思った。

palmdesktopがvistaで使えるようになった

2008-05-04 23:10:30 | コンピュータ、ハイテク
先日ウィンドウズパソコンと格闘中 - 温故知新~温新知故?でpalmdesktopがvistaでうまく動かないと書いたけど、下記のサイトを参考にして無事動かすことができた。
VistaでClieを使う方法
私は、ずいぶん前から手帳をパームに全面変換してしまっている。
そして、今はclieを使っているのだが、このクリエはソニーがもう製造中止としてしまっている。
よって、何とか使おうとすると、ネットの情報だけが頼りだ。
今回は上のサイトが非常にわかりやすかったので無事動かすことができた。
スケジュールなどの電子データはなくなると困るので、あちこちにバックアップしている。だからマックにもバックアップしていた。
ところがしばらく前からマックのシンクロもうまくいかなくなっていた。
今回winのPCを手に入れたので、こちらにもバックアップしたかったので、このようにしつこくトライしたというわけだ。
良かった。

ボブディラン ノーディレクションホーム

2008-05-03 12:23:08 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ

昨日、BSでボブディランのドキュメンタリーをやっていた。
画像はアマゾンで売られているDVD。
これも再放送らしい。
ボブ・ディラン、BSハイビジョン - いままで聞いてきたもの - Yahoo!ブログ
しかも私は半分弱しか見ていない。
でも以下にあるように貴重なものだった。
一部の映像では、久しぶりに背中がぞくぞくした。
Bob Dylan : ボブ・ディラン、ドキュメンタリーがBSハイビジョンで! / BARKS ニュース
その最たるものがNHKのBSハイビジョンで放送されるドキュメンタリー映画「ノー・ディレクション・ホーム」。これはボブ・ディランの足跡を未発表音源の数々をモチーフに作られたドキュメンタリー。珍しいライヴ映像を織り交ぜながら、ディランの子供時代に遡って原体験となるものを探り、若かりし頃の彼の人間関係までをも探っていく。なによりも貴重なのは、ディランが真摯な態度でインタヴューに応えていること。これまで謎とされてきたことの答えが、彼自身の口から聞けるのだ。

ノーディレクションホームと言えば、ライクアローリングストーンの歌詞だ。
ジョーンバエズやPPMのピーターヤーロウが出てくる。
上の予告編の紹介で述べられているように、ボブディランがインタビューに対し、ほんとうに本音で答えているのが新鮮だ。
本音と言っても、くだらない質問には、的確でなく思うままに「なぜ?」とか「あなたはどう思う?」とか本音で思っている感想をそのまま言っている。
またインタビューワーも結構過激だ。
それが緊張感があっていい。

これと比べて沢尻エリカの「別に」発言なんて、なんの問題もない。
いつもまにか、本音ではない定番の受け答えに毒されて世の中になっていることがよくわかる。
ほとんどのインタビューは、嘘の言い合いというか、脚本通りにしゃべる形となっているだろう。

しゃべりだけでなく、行動も本音だ。
エレキを使ってブーイングを浴び、ステージ裏ではピートシーガーが起こってラインを斧で切断しようとするのをスタッフたちが止めたなんてエピソード、凄い。

前半から見なかったのは残念。
振り返ってみると、この時代は、いろいろな意味で緊張感にあふれていた。
いい悪いは別だ。
それと比べると今は、平和ぼけと言いたくなるほどすべてに緊張感がないような気がする。
すべては言い過ぎだろうけど、少なくとも音楽とかTVとかはそんな気がする。
当時の皆が平和な世界を望み、今平和な世界になったと言うことだろうが、本当にこれが望んだ姿か????となってしまう。

いろいろなエピソードの中で、私にはアルクーパーがライクアローリングストーンのオルガンを弾くことになったエピソードを語るところが一番興味深かった。
ギターはすでにマイクブルームフィールドがいて、自分はかなわないと思ってディレクターかなんかに掛け合って、いいフレーズが浮かんだからやらせてくれと嘘をついてなんて、これも必死でいい。
その結果、あの曲のはじめから鋭くはいるオルガンが生まれたのだ。

全般を通してボブディランの歌詞は凄い!
歌っている映像を見ながら訳詞が見れると、すごさがよくわかる。
CDなど音だけでは彼の音楽や歌詞は英語国民ではない日本人には、鑑賞しにくい。
リアルタイム当時、ボブディランというカリスマ性と歌詞は凄いと思ったが、あの歌い方はなじめなかった。
今回映像と共に顔の表情と訳詞をみていると、背中がぞくぞくしたというわけだ。
手持ちのボブディランをもう一度聞き直そう。
when the ship comes inなんて好きだったなぁ~。

これにジョンウエズリーハーディングあたりの映像やエピソードが加わっていればさらに凄いのだけど、欲張りすぎかな?。
バービブルックスのベースを弾く映像やエピソードを聞きたい、見たい。
マイクブルームフィールドとディランの関係は今回まで知らなかった。
そんな新しいエピソードさらに知りたいな。

最後に監督はマーティンスコセッシなんだ。

遅ればせながら不都合な真実を読んだ

2008-05-02 11:14:39 | 

だいぶ前にずいぶん話題になっていた「不都合な真実」をこの連休中の3日間くらいで読み終えた。
メディアがずいぶん取り上げるし、ノーベル平和賞を取るし、会社で映画鑑賞会をやるしで、あまのじゃくの私としては、それほどのものか?と斜めに見ていた。笑
この本は買ったわけではなく、図書館で借りた。
余談だが今年の初めに予約してやっと順番が回ってきた。
40人近く順番待ちだった。人気だ!。

原題はAn Inconvenient Truthというらしい。
どちらかというと「都合の悪い(あるいは都合の良くない)真実」の方が私としてはしっくりくる訳だ。
映画もあった。
:: 不都合な真実 ::
さて、内容だが私なりの感想。

1.米国人向けに絞られた内容

これは日本人を含む米国人以外の人向けと言うより、米国人向けの内容だと感じた。
90年頃から欧州へ何回か出張に行き、その後べき国出張が中心となったのだが、そのときアメリカと欧州の違いを大きく感じたことがあった。
環境に対する一般市民の関心のなさだ。
食べ物を大量に注文し、食べ残す。
何かをこぼすと、ティッシュペーパーを山のように使って拭く。
ゴミの分別は全くなし。プラスティックも紙も残飯も全部同じゴミ箱に!。
夏はどこへ行っても寒いくらいの激しい冷房
飲料やアイスクリームやポテトチップの小さいサイズがない。
など、など。
さすが大量消費の元祖だなぁ~と関心。
その一方で風力発電施設が場所によってちらほら。

それが、数年ほど前からホテルのタオルは欧州では10年ほど前からあたり前になっている、洗って欲しいものをバスタブにと言うようなエコな活動がホテルでは始まった。市民はきっとまだ毎日バスタブにタオルをいれているだろう。

このような人たちには、この本で啓蒙する必要があるのは確かだ。
しかし、我々日本人には「もったいない」という行動指針が身にしみこんでいる。
最近ちょっと変わりつつあるようだが…。
欧州も駐車場は使わないときは消灯なんて当たり前だし、ホテルのお湯は勢いよく大量に24時間出るところはまれだ。

というわけで、これはアメリカ人向けの本だなと痛感。
よって、日本で大騒ぎするのは????

2.危機はわかるが何をしたらいいのか?が十分ではない。

アルゴア氏は、元?政治家で啓蒙するだけでいいと思って当然だし、すべての人にこうしたらいいと言うような施策はそう簡単にはないというのはわかる。
しかし、元副大統領、ノーベル平和賞を取った人物となると、どうしてもそれ以上を期待したくなる。

この本意書いてある危機をよく知らない人には、この本は非常によい本だ。
本にも書いてあるように、貴重な写真やグラフィックで、わかりやすい表現で意図が伝わってくる。これは大成功だ!。
やはり難しいことを伝えようとするとき言葉だけでは飽きるし、少ししか伝わらない。

実は私の仕事はエンジン関係でマスキー法から始まり、排ガス燃費で他社より勝る技術を追求してきた。
よって、必然的に1970年代からこのようなことに興味があったし、自分の仕事の社会的意味づけなどを考えたりして、モチベーションの一部になっていた。
また、排ガス中の有害成分を半減したり、燃費を10%、20%、30%下げた商品を世にだし、危機に対して自分なりにできる最大限のことをしてきたという自負もある。
また、15~20年くらい前に環境問題の本も数冊読んだ。
推進派のものも、懐疑派のものも。
そういう人間にとっては、この本に書かれている危機はほとんど既知の話だ。
また、この本ではこう書いてあるが本当だろうか?、どうやったらもっと調べられるのか?などという疑問が一杯出てくる。

この本はそのようなときのリファレンスは何も載っていない。
これは意外だ。
もちろん、同じ論拠にたつサイトの紹介などは載っているけど、論文そのものの出典などは充実している方ではない。

ここで、ことわっておくが、この本に書いてあることを否定する気はない。
ただ、データや写真に疑問が生じたとき、どうやったら調べられるかを示して欲しかった。

3.結局人間に都合のいい環境を保持することが本当にすべきことなのか?

温暖化は人間に起因する要因で進んでいると言うことはわかる。
また、温暖化によって、海面が上昇し、人の住むところがなくなったり、水がなくなったり、食物がなくなったりすることはわかる。
でも、人間が住みやすい状況を維持することが本当にやるべきことかは、私にはまだ疑問だ。
このあたりは、神を信じたり、人間を万物の上に置いたり、宗教などの力が必要かもしれない。
極論すると、地球環境が激変して人間が住めなくなっても他の生物が生き残るのも一つのあり方ではないかと思ってしまう。
これはやはり日本人的感覚かもしれない。

最後にゴア氏は都会人かと思ったが、農場暮らしを経験している(4ヶ月/年)ことやこの本の中で種種の反論や疑問に対して一部答えていることは新鮮だった。
なんだかなぁ~と思う本でも毛嫌いせずに、読まないと誤解しますね。
また、アップルやグーグルの取締役もしていて、プレゼンはパワーポイントでなくアップルのキーノートを使ってる、また、スティーブジョブズの協力も得ているとのエピソードも面白かった。


連休はのんびり片付けや読書をしているので長文になってしまった。
ときには、お許しください。

ファクトリーマネージャーというプロの仕事

2008-05-01 12:48:19 | その他
この連休は、珍しく家にいる。
昨日は少し家のかたずけと、歩いて本を買いに行ったりした。
往復約1時間!。
あとは読書とTV。
そこで見たTV。
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀を見た。
この番組はまれに見ている。
記憶にあるのはイチローだったかな?
昨日は再放送だと思うけど、ファクトリーマネージャーという水産加工船の責任者の話だった。
第85回 ファクトリーマネージャー・吉田憲一(2008年4月22日放送) | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
すべては教えない
能力ではなく、経験ではなく、姿勢
自分の力を出し切るのが、仕事
プロフェッショナルとは
結果に責任を持つために精一杯努力する、その結果に対してですね、本当の喜びと悔しさ、それがわかる人だと思います。
などの、発言があった。
今の世の中、昔と比べてプロがプロの仕事をしていない場面に良く会う。
最近、自分の仕事でもプロとは何かがちょっとキーワードになっているので、この番組のタイトルは興味をひく。今後も注意したい。

先生と言う職業も昔のプロとは違う価値観を持って仕事をしているように思う。
ほかにも政治家もそうだ。ガソリン暫定税率をめぐる騒ぎも政治家のプロとしての価値観が違うのではないかと思う例のような気がする。

このあたりは枚挙にいとまがないが、別の機会に書くことにして、このファクトリーマネージャーの吉田さんの言葉と、その眼光の鋭さは感動ものだった。
水産加工船というものがあり、ファクトリーマネージャーという仕事があることも始めて知った。
面白い仕事だ。
世の中知らないことは、山ほどある!。