横浜都心部コミュニティサイクル社会実験  『baybike』  

2013年09月03日 | Weblog
◎コミュニティサイクルは、街の中に複数のポート(貸出・返却拠点)を配置し、専用自転車の貸出・返却ができます。



コミュニティサイクルは、従来型のレンタサイクルとは異なり、街の中に複数のサイクルポート(貸出・返却拠点)を設置して、どのサイクルポートでも自転車の貸出・返却が自由に行えるシステムです。

パリやバルセロナ、ロンドンなどでも実施され、世界中、日本中で拡大しています。移動手段の多様化は都市の魅力を高めるものであり、新たな交通手段として街の回遊性向上や環境面での効果が期待されます。

こうした取り組みについて、社会実験として、平成23年4月25日から平成26年3月まで横浜で取り組んでいます。



みなとみらい地区や馬車道、山下公園など都心部の複数のスポットを快適かつ手軽に移動できます。これにより回遊性向上による都心部活性化や観光振興での効果が期待され、環境面についても、業務や日常の移動において自動車から自転車への転換が進むことにより、脱温暖化に向けた効果も期待されます。

写真は、横浜市庁舎の横のポートと、みなとみらいのマークイズの横のポートです。この自転車『baybike』は当初、100台でしたが、現在は300台。登録が必要ですが、登録者数も15.000人に到達。利用回数、登録者数共に日本最大級です。

貸出・返却のサイクルポートも当初は14か所でしたが、現在では34か所まで増加しています。 



海外では、 2007 年にパリで開始されてから急増しており、現在では世界 49 か国で 500 以上の事業が実施されています。パリ(20,000 台)、バルセロナ(6,000 台)、ロンドン(8,000 台)を代表例に、アジアや北アメリカでも展開されるなど、大規模なコミュニティサイクルが各都市で実施され、国際都市で求められる交通機能の一つと認識されているようです。