◎健康な生活を継続する。健康寿命を延ばすことは、未来をつくることにもなります。
平均寿命はその時の0歳の人が、その後どれくらい生きるのかを示していますが、健康寿命は、2000年にWHOが提唱した概念で「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」とされています。
いわゆる日常的に会などのお世話にならず、自立した健康な生活ができる期間のことです。
過日、厚生労働省による健康寿命が発表されていましたが、2013年における健康寿命は、男性71.9歳、女性74.21歳でした。
前回(2010年)が男性70.42歳 女性73.62歳と比べ男女とも延びています。
健康寿命を延ばすには、生活習慣病の予防に加え、高齢期に体の機能の衰えに気づき対応する事や、要介護にならないというだけでなく、人とおつきあいや、社会とのつながりをいつまでも持てような地域の取組みも求められるとの記事も目にしました。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の発表では、2012年の年金・介護・医療などに充てられた社会保障給付費が前年度日1.0%増の108兆5568億円で過去最高を更新したとしています。
国民一人当たりの給付でも1・2%増の85万1300円で最高に。
全ての国民が共に支え合い、健康で暮らせる社会を目指した方向が「健康日本21」第二次計画にも示されていますが、健康であること予防という概念が重視されています。
横浜市では、「健康寿命日本一」を目指し、日常生活の中で楽しみながら健康づくりができる仕組みづくりとして「よこはま健康スタイル」を推進。
「よこはま健康スタイル」は、健康寿命日本一を目指した取り組みで、世代に応じた3つの事業を推進します。
・よこはま健康スタンプラリー
横浜市民の健康づくり活動をスタンプ対象とし、スタンプを3つ集めてラリーを完了した方を対象に、抽選で景品等をプレゼント。
・よこはまウオーキングポイント
40歳以上の横浜市民の方に歩数計を持って楽しみながら健康づくりを進めていただく事業で、歩数計をプレゼント。協力店舗等に設置されるリーダーに歩数計をかざすことで、歩数に応じたポイントが付与され、ポイントに応じて抽選で景品が当たります。
・よこはまシニアボランティアポイント
65歳以上の市民(介護保険の第1号被保険者)で登録研修会に参加した方が対象で、介護施設、地域ケアプラザ、病院、子育て支援、障害者支援拠点でボランティア活動を行うと、ポイントがたまり、たまったポイントを換金または寄付することができます。
今、税と夜会保障の一体改革の議論が行われていますが、持続可能な社会保障制度、そしてなにより健康で生きがいを持ち続けて、今が一番幸せと言える真の長寿大国に向けて努力がなされることが必要です。