ケンのブログ

日々の雑感や日記

祇園祭の季節

2019年07月14日 | 日記
朝、セミの鳴き声が今年に入って
もっとも大きく聞こえたように思う。
まだ、曇りもよう雨模様の日が続いているので
セミと言ってもちょっと季節外れのようにも感じられるけれど
確実に盛夏になっているのだなと思う。
自宅の近所のM神宮のお茶会にいく。
鳥居から門までの短い参道を通る。
カエデの葉が黄緑色に変わってきている。
もう新緑の緑ではないのだなと思った。
アジサイもきれいに咲いていたけれど
花の盛りはちょっと過ぎたようにも思う。
お茶席で出していただいた主菓子は行者餅だった。
これは行者餅ですけれど本来の行者餅は
七月十六日限定ですのでこれはにせものですと
ご亭主はおっしゃった。
けれど、まあ七月十六日でないから
にせものということで味は七月十六日のものと
変わらないのではないだろうかと思った。
いずれにしても行者餅が出るのはやはり
祇園祭の季節だなと思う。
干菓子はカエデの形をしているように思った。
二服めのお茶をいただいたとき隣のかたが
一服目と味が違うとおっしゃった。
そういわれればそのようにも思えるけど
僕にはちょっとわからない。
一服目が熱い目で二服目がぬるめだったのは
感じたのでそれを隣のかたに言うと
そうですね一服目は行者餅に合う味だったと
おっしゃった。
そういわれればそんな気もする。
隣のかたは行者餅は美味しいですねとおっしゃっていた。
今日は待ち合いについてすぐにお茶席に
通していただいたので待ち時間がなかったのは
いいけれどまだ汗が引いていなくてそれは
ちょっと困った。
困ったと言っても大したことないけど。
お茶席を退いてから
会記を見た。
ナツメのもようが仏桑花(ブッソウゲ)と出ていた。
僕の右隣で会記を見ていた人が僕に漢字の読み方を
聞いて僕がさあなんと読むんでしょうといっていたら
僕の左隣の人がブッソウゲと読みますと答えられた。
お茶席でハイビスカスかなと話していたんですよ
と僕の右隣の人が言った。
あとで調べてみると仏桑花とハイビスカスは同じ意味であると
いうことがわかった。
僕はお茶席で隣の人にこの花なんでしょうと聞かれたときに
菖蒲かなあ、でも葉の形が違いますね。
わかりません。と答えた。
それは菖蒲と葉の形が違うはずたと思った。
寅さんが沖縄で朝丘ルリ子とロケをして撮影したのが
寅次郎ハイビスカスの花だったなあとしみじみと思い出す。
あのときの寅さんは夏の沖縄で本当に暑そうだった。