愛知芸術劇場コンサートホールに名古屋フィルハーモニー交響楽団第501回定期演奏会を聴きに行く。
指揮はアンガス ウェブスターさん
最初に演奏されたのは
エルガーの「序奏とロンド」
CD 生演奏を通じて初めて聴く曲だと思う。
弦楽だけの編成だけれど、オーケストラの音がいいなと思う。
チャイコフスキーの弦楽セレナーデに響きの感じがどことなく似ていると思う場面があった。
食品の味の形容みたいだけれど、コクと深みと透明感のある響きでいいなとおもった。
次に演奏されたのは
モーツァルト オーボエ協奏曲K.314
オーボエ独奏 吉井瑞穂さん
第一楽章 ふわっとした感じでオーケストラが出てきていいな と感じたけれど、ちょっと勢いに欠けるかもと思った。
しかし、オーボエの音が出てきたら 素晴らしくて、そんなことは忘れてしまった。
ポーボエ協奏曲ってこれ以外にたぶん聴いたことないと思う。
CDは持っているけれど、生で聴くのは初めてかもしれない。
オーボエの音って豊かでよく響くんだなあと思った。
ホールの高い天井に吸い込まれてそのさき どこまでも音が届いていくという感じに思えた。
山のこちら側でオーボエを吹いたら 山の向こう側まで聞こえるかもしれない そんな風に思った。
それを思ったとき 幻想交響曲の第三楽章 野の風景での オーボエとイングリッシュホルンの掛け合いが心に浮かんだ。
あれも 山のこちらと向こうで呼びかけあっているイメージだなと思った。
モーツァルトの古典様式の曲でそれを感じさせてしまうところが 曲も演奏もすごいのだと思った。
なんだか 今までオーボエの音というものを僕は知らなかったのかもしれないと思った。
そのくらい どこまでも響いていくような印象的な音だった。
第二楽章のゆっくりしたところでは 神々しい感じとも思った。
演奏も曲も素晴らしいと思った。
第二楽章から第三楽章は 間をおかずに すぐに第三楽章に行った。
第三楽章に入った時、ちょっとゆっくり目で音をしっかりと確かめるように進んでいくように思えた。
ちょっと これはすごい演奏だなと思った。
20分の休憩をはさんで次に演奏されたのが
ヴォーンウイリアムの交響曲第5番 ニ長調
第一楽章はホルンの音が上から下にさがる音階で始まった。
なんとなく そのさまがラヴェルの ダフニスとクロエのようだと思った。
いい曲 と思ったけれど、初めて聴く曲だし、なんとなく映画音楽のような感じで 途中からちょっと冗長に思えてきた。
第一楽章から第三楽章までいずれも最後は消え入るような感じで終わった。
その音の消えるさまが 本当に最後はホールが静まり返る感じで印象的だった。
第四楽章になって 曲が終わりに近くなった時に トロンボーンを中心とした金管が 冒頭でホルンが奏でた上から下におりる音階を 勇壮に奏でた。
この最後のもっていきかたも ちょっと ダフニスとクロエのようだと思った。
いい曲 という思いと いい曲には違いないけれど どこかで聴いたことがあるような感じ という思いが交錯していた。
でも よかったと思う。
指揮者のアンガス ウェブスターさんは 背が高くていい感じだった。
オーボエのアンコールの時 オーケストラの後ろの方の席で聴いておられて その位置取りもオーボエ独奏の方にやさしい感じと思った。
オーボエのアンコールは テレマンの曲が演奏されたと思う。
帰りは名古屋駅まで歩く
今日は時間を測ったら 名古屋駅までホールから徒歩で大体35分だった。
7時近くなるまで まだ 明るいんだなと思った。
今まで 同じ時間帯のコンサートで終わって外に出ると暗いと思っていたけれど
今日は終わった時 まだ十分に明るかった。
日が長くなったんだなと思う。
■ウルトラマンの歌
今 街で シンウルトラマンという映画のポスターをよく見かけます。
それを見ていたら ウルトラマンの主題歌を思い出しました。
夢のあるいい歌だなと思います。
子供のころはウルトラセブンの歌を一番よく歌っていて ウルトラマンの歌はそれほどでもなかったけれど 改めて聴いたり歌ったりすると 素晴らしい歌だなと思います。
調べるとウルトラマンは昭和41年から42年にかけての放映。
伸びやかな歌で やはり 昭和の高度成長期 時代がよかったなと思います
↓ウルトラマンの歌 をカラオケDAMの音源で歌いました。