ケンのブログ

日々の雑感や日記

日本大学 娘がねじれる時

2022年06月04日 | 日記歌入り
新聞に日大の次期理事長に決まった林真理子さんの談話が載っている。

「日大(出身)というと薄ら笑いを浮かべられ、屈辱的な気持ちになった。もう後輩につらい思いをさせたくない、というのが(理事長を引き受けた)大きな動機」と。

たぶん 林真理子さんが生きていた文芸の世界は 日大よりもいわゆる入試難度の高い大学を出た人が多いだろうから (真理子さんの)言っていることが、微妙に正しい というところがさすがはクリエーターというか芸術家だなと思う。

正しいこと けれども できれば あまり言いたくないことを口にして それが的を射ていてかつ微妙に面白い というのが林真理子さんの大きな美徳の一つなのだと僕は思う。

経営者としての手腕は未知数と 新聞に書いてあるけれど、文芸の世界で生きてきて 人生の終盤にきて 大学の理事長という役が回ってくるというのもいい人生だなと個人的に思う。

屈辱的な気持ちになった と林真理子さんはおっしゃっているけれど 私たちは 屈辱的な気持ち というのを時には真理子さんのように まともに受け止めてみるということもとても大切なことであるような気がする。

八王源先生が 「人間は『なにくそ』 と思う気持ちが大切」とおっしゃったことがあるけれど、そういう気持ちをもつためには まず屈辱をまともに受け止めることが大切であるように思う。

そこから なにくそ という気持ちが生まれると感じる。

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新聞の 井戸端会議のようなコラムで 女性の方々が 子供が幼いとき 仕事は 夫の扶養内か フルタイムかで意見を戦わせている。

同日の新聞に2021年の出生数81万人だったと出ている。

僕が予備校で働き始めたころは 出生数200万人越えの時に生まれた子が予備校に来ている時代だったから81万人と聞くと そうなのか と思ってしまう。

考えてみれば 出生数200万人といういわゆる団塊ジュニアの世代が生まれたころは 関西で言えば千里ニュータウンなどの団地が整い そこで生活して 電化製品を買って 電車に乗って働きにいけば 一生なんとかなりそうだと多くの人が思っていた時代だったような気がする。

今は 女性が働くにも パートか 正規か 若いときに正規で働かなかったらキャリア形成ができずに 一生給料は低いまま と真剣に悩む女性も増えているようで 本当に時代が変わってしまったとつくづく感じる。

そんな中でもなんとか自分を見失わないでいきたいものだと思う。

■娘がねじれる時
井上陽水さんの「娘がねじれる時」をカラオケJOYSOUNDの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音したものをアップロードします。

聴いていただければ幸いです。

歌詞の中に「勇気なら持ちなさい 得になるから リンゴなら食べなさい
中の中まで その時 娘がゆがむ」

この部分だけ読むと意味のつながりがなくて ナンセンスのように思えます。

歌全体を聴くと流れがわかるのですが 一部 ナンセンスなところがある。

これも陽水さんの特色というか 聴いていて いいな と思うポイントの一つです。

この歌のように 物事に対する 批判めいた心情を描くことにかけても 陽水さんの右に出る人はないように思います。

↓井上陽水さんの「娘がねじれる時」をカラオケJOYSOUNDの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音しました。